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集配とはどんな意味?業務例や集荷との違い・必要な資格と給与も解説

  • トラックドライバー

「集配とはどういう意味なの?」
「集配と集荷の違いとは?」
「集配の仕事をするために必要なスキルや経験はある?」
など、集配とはどんな意味なのか、集配と集荷の違いについて知りたいという人もいるのではないでしょうか。

 

この記事では、集配の意味をはじめ、集配と集荷の違いや集配業務に必要なスキル・経験などを紹介しています。この記事を読むことで、集配の詳しい内容を把握することができるでしょう。

 

また、集配業務の一般的な給与や、働き方で変わる給与なども紹介するので、どのくらいの収入が得られるのか知りたいという人も参考にできます。

 

集配の意味や集配と集荷の違いなどを知りたい人は、ぜひ本記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。

集配とは

集配とは、さまざまな場所にある荷物を集めたり、配ったりする事を意味する言葉です。もともとは農産物や水産物といったものを産地から集め、一か所に集める事を指していました。

 

しかし、近年では農産物や水産物に限らず、工業製品や一般家庭の宅配便なども含めて集めたり配ったりする事を集荷と呼んでいます。ここでは、集配の意味や、集配という言葉の使い方などを紹介していきます。

集配とは集めて配るという意味

集配とは、文字のとおり「集めて配る」という意味の言葉です。郵便物や荷物などを集めたり配ったりする事を指します。

 

農産物や水産物、工業製品、一般の宅配便などを一か所に集める事を集荷と呼びますが、集配は集める事と配る事の両方を行っています。

読み方は「しゅうはい」

「集配」という言葉の読み方は「しゅうはい」です。言葉の意味は、文字通り「集める事」と「配る事」になります。郵便物や貨物といったものを集めたり、配ったりする事を指す言葉です。

集配の使い方

「集配」の使い方として、「宅配便を集配する」というような使い方をします。

 

集配という言葉には、荷物などを集める事と配る事の両方の意味があるため、「宅配便を集配する」という文章の場合は、宅配便を集めるだけでなく配るという意味も含まれます。

集配と集荷の違い

集配とは、手紙や荷物を集める事と配る事という2つの意味を持つ言葉です。そのため、荷物を集めるだけでなく配るところまでが意味に含まれています。

 

一方、集荷の場合は荷物を集める事のみを表すという違いがあります。

集配業務の実際の例

「運送の仕事」とひと口に言っても、さまざまな種類があります。その中でも集配業務は、一般家庭の宅配便も扱うことから、普段の生活でも馴染み深い仕事だと言えるでしょう。

 

集配業務の種類には、一般家庭の宅配便などの他に、企業や店舗への荷物の集配や郵便局の集配などがあります。では、集配業務とはどのような仕事内容なのでしょうか。

 

ここからは、集配業務の実際の例を紹介します。どのような業務があるのか、ぜひ参考にしてみてください。

一般家庭への宅配便やクリーニングの集配

集配業務には、一般家庭への宅配便やクリーニングの集配といった事例があります。

 

一般家庭への宅配便の集配の事例としては、インターネット通販などで購入された商品を「宅配便」として家庭に配達するケース、荷物の集荷を依頼されて一般家庭へ向かったりするケースなどが挙げられるでしょう。

 

他の事例として、クリーニング商品の集配という仕事もありますが、この場合はクリーニングの店舗から工場までの集荷を行います。

 

店舗でクリーニングに出された商品を受け取って工場へ届け、仕上がった商品を再び店舗へ配送するのが仕事です。

企業・法人・店舗などへの商品・荷物の集配

集配業務で荷物の集配を行う先は、一般家庭のみとは限りません。集配業務には、企業・法人・店舗などへの商品・荷物の集配などの事例もあります。

 

一般家庭への集配とは違って、企業の場合は荷物の個数が多く、重量が重いものも多いという点が特徴です。

郵便局による郵便物の集配

集配業務には、郵便局による郵便物の集配などの事例もあります。郵便局が行っている集配業務では、主に郵便ポストに投函されている郵便物を回収し、家庭・企業などへ配達しています。

集配業務に必要な資格は?

さまざまな種類がある運送の仕事の中でも、一般家庭への集配や郵便局の集配など、普段から馴染み深い仕事が集配業務です。集配業務の求人は多数募集が出ているため、運送関係の仕事を探していると目にする機会も多いでしょう。

 

集配業務に興味を持っている人の中には、集配業務をするために資格が必要なのかどうか知りたいという人もいるのではないでしょうか。

 

ここでは集配業務に必要な資格について紹介するので、参考にしてみてください。

自動車運転免許は必須

集配の業務とひと口に言っても、内容は異なります。しかし、どのような集配業務に携わる場合でも、自動車運転免許は必要不可欠です。

 

業務内容にもよりますが、普通免許あるいは中型・準中型、大型免許が必要になるでしょう。集配業務に興味がある人は、まず普通自動車免許を取得しましょう。

 

なお、2017年に道路交通法が改正されたため、それ以降に普通免許を取得した場合は2トン車まで運転できます。

 

しかし、改正前に普通免許を取得した場合、2トン車を運転するには新設された準中型免許を取得する必要があります。

 

集配業務を行う企業は2トン車などを使っているケースが多いため、道路交通法改正後に普通免許を取得している場合は問題なく応募できるケースが多いでしょう。

 

出典:道路交通法(昭和三十五年法律第百五号) 第六章 自動車及び一般原動機付自転車の運転免許| e-Gov法令検索
参照:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000105

 

出典:準中型免許と運転可能な車種について|埼玉県警察
参照:https://www.police.pref.saitama.lg.jp/f0110/menkyo/tyuugata.html

集配業務に必要なスキル・経験は?

集配業務の求人では、運転免許が必須事項になっているケースが多いため、集配の仕事を探すのであれば、運転免許を取得しておきましょう。

 

ここからは、集配業務に必要なスキル・経験などを紹介するので、集配業務に興味のある人は、ぜひ参考にしてみてください。

特別なスキルは必要ない

集配業務を行うために、特別なスキルは必要ありません。専門性の高い知識やスキルなどは求められないでしょう。

 

集配業務で扱う荷物の中には、手紙やメール便などの非常に軽い荷物もあります。しかし、このような荷物でも段ボール箱が複数分ともなれば、力仕事になります。

 

また、トラブル発生時や渋滞にはまった場合など、長時間の運転を行わなければいけないケースもあるため、体力が必要です。そのため、体力があるというだけでも良いアピールポイントになるでしょう。

学歴や経験も問われないことが多い

集配業務の求人の多くは学歴不問で募集されているため、基本的には学歴は問われません。また、未経験者可となっているケースが多いのも特徴です。

 

集配の仕事で求められるスキルは、学歴よりも車の運転技術やお客様とのコミュニケーションスキルなどです。このようなスキルがあるかどうかに学歴や経験などは関係ないため、募集の際に不問となっているケースが多いでしょう。

集配業務の給与

集配業務に興味を持っている人の中には、年収など給与面が知りたいという人も多いでしょう。仕事への適性があったとしても、給与が低すぎると生活するのが困難になるケースもあります。

 

ここでは集配業務の給与を紹介していくので、どのくらいの給与が得られる仕事なのか参考にしてみてください。

集配業務の平均給与

2015年の厚生労働省の「賃金構造基本統計調査の職種別賃金額」を参照すると、営業用普通・小型貨物自動車運転者(一般労働者)の給与額は約23万円となっていました。

 

そのため、集配業務に携わるドライバーの年収は約300万円だと想定されるでしょう。

 

出典:賃金構造基本統計調査の職種別賃金額|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10701000-Daijinkanboutoukeijouhoubu-Kikakuka/shiryo2-9.pdf

働き方で変わる給与

集配業務の仕事だけに限らず、どのような働き方をするのかによっても給与は変わります。集配業務の場合は、集配に使用する車の大きさや勤務形態、雇用形態などにより、給与や時給が変動します。

 

そのため、集配業務でどのくらいの年収が稼げるのか確認したい場合は、自分が希望する働き方に近い年収を参考にする必要があるでしょう。

 

ここでは、ドライバーの給与について働き方ごとに紹介します。参考にしてみてください。

正社員

正社員として働くトラックドライバーの場合、平均年収は390万円ほどです。集配業務だけに絞った年収ではありませんが、日本全体の労働人口の平均年収が443万円であると言われているため、全体平均と比較すると若干低い傾向があると言えるでしょう。

 

正社員として働くトラックドライバーの月給は33万円ほど、初任給は21万円ほどとなっています。

 

出典:令和3年分 民間給与実態統計調査|国税庁
参照:https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2021.htm

パート・アルバイト・派遣社員

パート・アルバイト・派遣社員として働くトラックドライバーの場合、アルバイト・パートの平均時給は1,090円ほど、派遣社員は1,350円ほどです。

 

そのため、アルバイト・パートとして1日7時間、月に20日勤務した場合、月給は17万円ほど、年収は200万円ほどとなります。

 

派遣社員の場合は1日8時間、月に20日勤務した場合、月給22万円ほど、259万円ほどとなっています。

長距離

長距離トラックのドライバーの平均年収は、450~700万円ほどが相場です。トラックドライバーの年収は、一度で走る距離が長くなるほど高くなっていきます。

 

長距離ドライバーの場合は1日で数100km走ることもあるため、年収は高くなる傾向があります。

大型

大型トラックのドライバーの平均年収は、450~550万円ほどが相場です。この年収は中型と大型が混ざっているため、大型トラックの場合は年収500~550万円ほどだと言えるでしょう。

 

トラックドライバーの年収は、運転するトラックの大きさに比例して年収も高くなります。大型トラックの場合は大型免許が必要になりますが、大型免許を取得するには一定の運転経歴など条件があるため、免許は誰でも取得できるというわけではありません。

 

そのため、トラック運転手でできるだけ高い年収を目指す場合は大型トラックの運転手になるのがおすすめです。

中型

中型トラックのドライバーの平均年収は、450~550万円ほどが相場です。こちらも中型と大型が混ざった年収のため、中型の場合は450~500万円ほどだと言えるでしょう。

 

中型トラックを運転する場合は、中型免許を取得する必要があります。中型免許も大型と同様に一定の運転経歴が必要になるため、誰でも取得できるというわけではありません。

小型

小型トラックのドライバーの平均年収は、300~400万円ほどが相場です。小型トラックは小回りが利くため、近隣地域への集配などに用いられます。

 

小型トラックのドライバーの仕事は、近距離ということもあり女性にも人気の仕事です。主な業務内容としては、コンビニへの集配や集配所からの集配といったルート配送になります。

集配とは運転免許さえあればできるおすすめの仕事

集配とは、宅配便や手紙などを集めたり、配ったりする仕事です。荷物を集荷するだけでなく、配るところまでが仕事となります。

 

集配業務は、基本的に学歴や経験不問で運転免許さえ持っていれば誰でも挑戦できる仕事です。ぜひ本記事で紹介した集配の仕事の業務例や集配業務の給与などを参考に、集配業務にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。