運送会社にはトラックドライバ―だけでなく、

事務の仕事を担っている方がいらっしゃいます。

輸送や商品管理を円滑に進めるために事務の仕事は欠かせません。

運送会社の事務は、物流の仕事に就いて、

人の役に立ちたいという方におすすめの仕事です。

本記事では、運送会社の事務の仕事内容や収入、

必要な資格や向いている人の特徴について詳しく解説します。

運送会社の事務の仕事内容

運送会社の事務は、物流センターや運送会社で必要な事務作業を行ないます。

具体的には以下のような仕事が挙げられます。

・荷物のリストの作成や印刷

・商品の出荷作業

・荷物の伝票の発行や整理

・入庫・出庫データの入力

・備品管理

・見積書や請求書作成

・顧客やトラックドライバ―との連絡対応

・配車業務

運送会社の事務は、事務所で荷物を管理する業務を行なうのです。

トラックドライバ―が届け先に、確実に荷物を輸送するためには、

事務の仕事は必要不可欠となります。

基本的にはパソコンや端末を使用した仕事が多く、

個人情報の漏洩にも十分配慮しなければなりません。

運送会社の事務の平均年収・月収はどのくらい？

求人サイトindeedの「日本での運送事務スタッフの給与」より、

運送会社の事務の平均年収は約375万円、平均月収は約26万円となっています(2024年7月22日現在)。

2022(令和4)年の日本の平均年収は458万円ですのでそれと比較すると低いことが分かります

(出典：国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」)

年収や月収は就職する運送会社によって差がありますので、

求人をみる際に年収・月収を確認してみてください。

運送会社の仕事はきつい？

運送会社の事務の仕事はきついと言われる背景についてご紹介します。

求人Naviの「運送会社の事務の仕事はきつい？一日の流れや必要な資格について紹介」でも

詳細を記載していますので、合わせて参考になさってください。

突発的にトラブルが多い

運送会社に届く荷物の量は膨大で、個数の不足、配達先の間違い、

荷物の破損など、突発的なトラブルが絶えません。

そのトラブルん対応しなければならないのが事務の仕事でもあります。

日常的な業務に加えて、突発的なトラブルにも対応しなければならず、

仕事量が膨れ上がることから、運送会社の事務の仕事はきついといわれます。

人間関係トラブルが起きる

人間関係トラブルはどこでも起きてしまいがちですが、

運送会社ではトラックドライバ―と事務の間でトラブルが起きることがあります。

配達先を1つずつ回っているトラックドライバ―にとって、

事務から何度も連絡が入ると、思うように配達が進みません。

人間関係のひずみは、仕事のきつさを覚えるものでもありますので、

お互いに良好な関係が築けるように言動をとる必要があります。

低い給料

前述のように、運送会社の事務の給料は、日本人の平均より低い傾向です。

給料が低いとモチベーションが上がらず、

業務内容と見合っていない場合はきついと感じるでしょう。

運送会社の事務が向いている人と向いていない人の特徴

運送会社の事務に向いている人・向いていない人についてみていきましょう。

運送会社の事務が向いている人の特徴

以下は運送会社の事務に向いている人といえます。

人を支えるのが好きな人

運送会社の事務は、トラックドライバ―や倉庫スタッフが

円滑に働けるように支える役割を担っています。

事務の支えがなければ運送会社の仕事は成立しませんので、

人だけでなく運送会社も支える重要な仕事なのです。

臨機応変に動くことができる人

荷物を輸送しているときに、渋滞や事故に巻き込まれる可能性がゼロではありません。

その際、運送会社の事務はトラックドライバ―から連絡を受け、

お客様に状況の説明を臨機応変に行なう必要があるのです。

突然の出来事にも落ち着いて行動できる人が向いているでしょう。

効率よく仕事ができる人

上記のように、運送会社の仕事は突然の出来事が発生した際も臨機応変に動くことが求められます。

社内外で連携をとる必要もありますし、納期やスケジュール管理も必要です。

機械的に仕事をこなすのではなく、

優先順位をつけながら効率よく仕事ができる人が向いています。

運送会社の事務が向いていない人の特徴

以下の方は、運送会社の事務に向いていないといえるでしょう。

コミュニケーションが苦手な人

運送会社の事務の仕事は、同じ事務員同士のコミュニケーションだけでなく、

トラックドライバ―ともコミュニケーションを図る場面が多々あります。

また荷物についての問い合わせがあった際は、

基本的に事務がお客様と話しをしますので、

ここでもコミュニケーション能力が問われるのです。

コミュニケーションが苦手な方は、

運送会社の事務の仕事は向いていないといえるでしょう。

漢字が苦手な人

運送会社オ事務として働く場合、基本的には自宅の近くで運送会社で働きます。

運送会社の事務は、トラックドライバ―やお客様とやり取りする中で、

届け先や差出人の住所を扱います。

伝票に書かれている住所がスムーズに読み書きできない場合は、

コミュニケーションをとるのに時間がかかる可能性があるのです。

漢字が苦手な人は就職してからでもいいですので、

地名に出てくる漢字を漢字を覚えていきましょう。

効率よく仕事ができない人

前述のように、運送会社の事務の仕事は、

日常業務に加えて、突発的な仕事が入ってきます。

その場合、優先順位を考えながら臨機応変に動かなければなりません。

効率よく仕事ができない人や、複数の仕事が入ってきた際に

周りがみえなくなる人は、運送会社の事務の仕事に向いていないといえます。

運送会社の事務になるために必要な資格や免許

運送会社の事務の仕事では、とくに必要な資格や免許はありません。

ただ以下のような死角資格・免許をもっていると便利なときがあるでしょう。

運行管理者

トラックの配車を決めることができる資格資格で、

もっているとスキルアップや給料アップにつながる可能性があります。

MOS

事務の仕事ではWord、Excelといったツールが使用されます。

基本的なPCスキルは必要不可欠です。

MOSの資格をもっていたり、タイピングが速い、ブラインドタッチができるなどは、

アピールポイントになるでしょう。

普通免許

運送会社によってはトラックだけでなく、普通車で荷物を輸送しているところもあります。

運送会社内や倉庫内で車を移動させたりする際に、普通免許をもっていると

トラックドライバ―や倉庫内スタッフの手助けをすることも可能です。

運送会社の事務の求人はどこで探す？

最後に、運送会社の事務の求人がどのようなところで探せるのかをご紹介します。

求人サイト

ネットでは、indeedなどの求人サイトが複数あります。

自身が希望する条件を選択真ながら、仕事を絞り込み検索できますので、

短時間で希望の仕事をみつけることができるでしょう。

ハローワーク(公共職業安定所)

各地域に設置されているハローワーク(公共職業安定所)では、

地域に密着した求人に出会うことが可能です。

ハローワークに出向いて、ご自身の個人情報や希望する職種などを

登録してから利用を始めてください。

株式会社ジャパン・リリーフの求人サイト

株式会社ジャパン・リリーフの求人サイトは、

運送系に関わる仕事に特化したサイトで、求人が豊富に掲載されています。

他では掲載されていない求人とも出会えますので、運送会社の事務の仕事を探す場合、

まずは株式会社ジャパン・リリーフの求人サイトをご覧ください。

まとめ

運送会社の事務の仕事内容や収入、必要な資格や向いている人の特徴についてご理解深まりましたでしょうか。

運送会社の事務の仕事内容や収入を知り、どのような方が仕事に向いているかを知って抱ければ幸いです。

もし運送系の仕事に興味がある場合は、事務の仕事をしてみてもいいかもしれません。

本記事を参考に、運送会社の事務の仕事に就職・転職してみてはいかがでしょうか。