ルート配送の仕事は楽しい!10個のメリットとデメリットを詳しく解説
- その他ドライバー
「ルート配送って楽しい仕事なの?」
「ルート配送の仕事にはどんなメリット、デメリットがある?」
「ルート配送に向いている人ってどんな人?」
このように、ルート配送の仕事に興味を持っている人の中には、ルート配送の仕事のメリットやデメリットを知りたいと思っている人もいるでしょう。
この記事では、ルート配送の主な仕事内容や、ルート配送の仕事のメリットやデメリットなどを紹介しています。この記事を読むことで、ルート配送の仕事にどのようなメリットやデメリットがあるのか把握することができるでしょう。
また、ルート配送に向いている人の特徴も紹介するため、自分にルート配送の仕事の適性があるのか知りたい人も参考にできるでしょう。
ルート配送の仕事内容
ルート配送の仕事とは、企業や業者が指定する品物を倉庫から積み込み、指定された時間、場所に運びます。また決まったルートで配送を行う仕事であるため、ドライバー系の仕事の中でも効率よく働きやすい点が特徴です。
主なルート配送と仕事内容
さまざまな種類があるルート配送の仕事で、大きな割合を占めるのは、コンビニやスーパーへのルート配送などです。定番の商品や消耗品の補充のために行われるケースが多い点も、ルート配送の仕事の特徴と言えるでしょう。
ここでは、主なルート配送と仕事内容について紹介していくため、どのような仕事内容があるのか参考にしてみてください。
コンビニ
コンビニへのルート配送の特徴は、品物の回転や陳列スペースが狭いなどの理由から、24時間以内に2~3回程度ルート配送が行われています。
駐車スペースが狭いコンビニへのルート配送の場合は、接触事故や駐車禁止などに注意が必要です。また、近いエリア内に同じコンビニが複数店舗あるケースも多いため、商品の誤配には注意しましょう。
さらに、同じ種類のコンビニであってもオーナーが違うライバル店であるため、誤配が発生すればトラブルに発展する可能性が高いことにも注意が必要です。
スーパー
スーパーへのルート配送の場合、コンビニと違って、駐車スペースは確保されていますが、他の業者と重なりやすい特徴があります。スーパーには複数の業者が商品の納品に訪れるため、場合によっては納品待機が発生するケースもあるでしょう。
また、商品の積み下ろしがあるケースも多く、多数の品物を手積みする場合は労力がかかります。品数が多い場合は、できるだけ検品時間を減らせるような工夫が必要です。
おしぼり
おしぼりのルート配送は、フード業界やホテル、パチンコ店、カラオケ店などにおしぼりを配送する仕事です。おしぼりのルート配送は、置き場所や段取りなどを覚えてしまえば、比較的簡単でしょう。
ただし、おしぼりは大きめの箱に入っており、さらに重量もあるため、階段を使うような場所への納品は厳しいケースがあります。
酒類
酒類のルート配送の場合、基本的に重たく、さらに高額な商品であることから、仕事でも気を遣うという特徴があります。また、酒類には賞味期限があるため、倉庫内納品の場合は製造年月日ごとに入れ替えが必要なケースもあります。
さらに、酒類は荷物事故が発生しやすいジャンルでもあるため、酒類のルート配送は負担が大きいと言えるでしょう。
ルート配送の仕事のメリット10
ルート配送の仕事に興味を持っている人の中には、メリットを知りたい人も多いでしょう。ルート配送の仕事のメリットは多数あるため、楽しいと感じる人も多いです。
ここでは、ルート配送の仕事のメリットを紹介していくため、どのようなメリットがあるのか参考にしてみてはいかがでしょうか。
1:人間関係のトラブルがほとんどない
ルート配送の仕事は基本的に一人で業務を行うことになるため、人間関係のトラブルがほとんどないというメリットがあります。これはルート配送に限らず、全てのドライバーの仕事に言えるメリットです。
ルート配送の仕事は、荷物をトラックに積んで出発した後は、ほとんど一人で過ごすことになりますが、運転中のスマホ操作などのルール違反行為は厳禁です。
周囲から見られている可能性もあるため、違反行為がないよう心がけましょう。
2:収入が安定している
ルート配送の仕事は、歩合制ではありません。ルート配送以外のドライバーの仕事は歩合的な要素がある仕事が多いため、仕事の量によって月々の収入が変わるケースも多く見られます。
一方、毎月同じルートで配送を行うルート配送の仕事は、暇な時期であっても報酬が減るということがありません。そのため、収入が安定しやすく、生活設計も立てやすいと言えるでしょう。
3:ノルマを求められない
仕事の職種によっては、毎月ノルマが課せられているケースがありますが、ルート配送の仕事にはノルマがありません。
ノルマをクリアしなければならないといったプレッシャーもないため、ルート配送はストレスなく、楽しいと感じながら働ける仕事だと言えるでしょう。
4:労働時間が固定されていて休日がしっかりとれる
ルート配送の仕事は、一日の予定と労働時間がしっかりと固定されているというメリットがあります。ルート配送の仕事は内容が決まっているため、残業が発生するケースが少なく、休日もしっかり確保することが可能です。
そのため、しっかりプライベートを確保でき、仕事を楽しいと感じられるでしょう。
5:開放感があり運転好きには楽しめる
ルート配送の仕事は、基本的に外仕事です。会社員や工場勤務の場合、室内の閉鎖された空間で仕事をするため、人によっては辛く感じるケースもあるでしょう。
一方、ルート配送の仕事は配送センターを出発した後は、開放感を味わいながら仕事ができるため、運転が好きな人は楽しいと感じやすいでしょう。
6:道順を覚えるのが楽
ルート配送の仕事は、回るルートがあらかじめ決まっているため、道順を覚えやすいというメリットがあります。
長距離トラックの仕事や宅配ドライバーの場合、毎回異なる配達先へ向かわなければならないため、道に迷うリスクがあるでしょう。
一方、ルート配送の仕事は毎日同じ道順を通るため、土地勘がない人でも一度道を覚えてしまえば、仕事がしやすいでしょう。
7:業務内容に変化がなく覚えやすい
業務内容が決まっているルート配送の仕事は、変化も少ないため、覚えやすいというメリットがあります。ルート配送の仕事は、配送センターで決まった荷物をトラックに積み込み、決められたルートで納品先に荷物を届けるというものです。
特に難しい仕事を覚えなくて良い点は、ルート配送の仕事のメリットと言えるでしょう。
8:高いコミュニケーション能力を必要としない
ルート配送の仕事は、基本的には会話が発生しないため、高度なコミュニケーションスキルを必要としないというメリットがあります。
ルート配送の仕事で納品先の担当者と会うことにはなりますが、挨拶程度のコミュニケーションができれば問題ないでしょう。
セールスドライバーに求められるような接客スキルも不要なため、一般的なコミュニケーションをとることができれば、ルート配送の仕事で困ることはないでしょう。
9:必要とされていることを実感できる
近年では、ドライバーの人材不足によるトラブルなどが相次ぎ、物流危機が懸念されています。
そのため、物流を支えるルート配送などの仕事では、人々の生活を支えているという実感が得やすく、やりがいも感じやすい仕事だと言えます。
10:自分のペースで働ける
ルート配送の仕事は、正社員以外にフリーランスでも活躍できる仕事です。
フリーランスであれば自分の裁量で仕事ができ、アルバイトやパートなどの非正規雇用で働くこともできるため、短時間だけ働くこともできます。
ルート配送の仕事のデメリット
ここまで、ルート配送の仕事のメリットについて紹介してきましたが、その一方でデメリットも存在しています。ルート配送の仕事について理解を深めるには、具体的にどのようなデメリットがあるのかを把握しておくことも大切です。
ここでは、ルート配送の仕事のデメリットを紹介するため、どのようなデメリットがあるのか確認しておきましょう。
毎回同じルートなので単調になる
ルート配送の仕事は毎回同じルートを通ることになるため、飽きやすいというデメリットがあります。また、毎日同じ品物を同じ配達先に届けることが仕事となるため、どうしても単調になりがちです。
そのため、仕事に飽きてしまう人もいるでしょう。また、荷物の扱いが難しかったり担当者との相性が悪かったりすると、仕事を続けることにストレスを感じる可能性があります。
状況にかかわらず時間厳守が要求される
ルート配送の仕事は、どのような状況であっても時間厳守が要求されます。ルート配送以外の配送の仕事は、配送の順番を変えるといった方法で時間通りに納品できる可能性があります。
しかし、ルート配送の場合は決められたルートを回らなければいけないため、途中でトラブルが発生して遅延すれば、その後、全ての予定に影響してきます。また、担当者がいる時間帯に届けなければいけないケースもあるため、遅刻すれば納品先に迷惑を掛けてしまうでしょう。
繁忙期は厳しい
基本的に残業が少ないルート配送の仕事ですが、繁忙期には残業が発生する場合もあります。
ルート配送でも、繁忙期には残業や休日出勤が発生する可能性があるということは押さえておきましょう。
突然の休暇は取りにくい
ルート配送の仕事では、自分の担当が決まっています。突然休むと担当のコースの荷物の配送ができなくなるため、ルート配送の仕事の場合、突然休むことはNGです。
もちろん急病によって、休まなければいけなくなるケースもありますが、他の仕事に比べて急に休むことが難しい点は押さえておきましょう。
寒暖差がこたえる
ルート配送は外仕事になるため、気温の影響を受けやすいでしょう。ルート配送の仕事では、荷物の積み下ろしをする必要があるため、長時間外で過ごすことも少なくありません。
そのため寒い時期には、作業着の上に防寒服を着て対策するなど、自分で調整する必要があるでしょう。
睡魔とたたかわなければならない
ルート配送の仕事でも、早朝や深夜の仕事の場合、睡魔に襲われることが多い点がデメリットになります。特に夜間にルート配送をする場合、眠くなるケースが多いため、
居眠りによって交通事故を起こしてしまう可能性もあるため、運転する際は寝ないような工夫をするなどして、十分に気を付ける必要があるでしょう。
ルート配送に向いている人
ルート配送の仕事にはメリット、デメリットの両方があるため、人によって向いている人もいれば向いていない人もいます。向いている人であれば、ルート配送の仕事を楽しいと感じやすいでしょう。
ここでは、ルート配送に向いている人を紹介するため、どのような人が向いているのか参考にしてみてください。
同じ仕事をくりかえし続けられる人
ルート配送の仕事は毎日決まったルートを回るため、人によっては飽きてしまうケースもあります。また、担当する時間帯によっては他のドライバーと接する機会も少なくなるため、人とのコミュニケーションによる気分転換が難しくなる可能性もあります。
そのため、ルーティンワークが苦にならない人であれば、ルート配送の仕事に向いていると言えるでしょう。
時間をしっかり守れる人
ルート配送の仕事は、決まった場所に時間通りに荷物を届けることが仕事であるため、時間厳守です。少しでも遅刻すれば、納品先の人に迷惑を掛けてしまいます。
そのため、きっちりと時間を守れる人はルート配送の仕事に向いていると言えるでしょう。逆に、少しくらい遅れても良いと考えてしまうような時間にルーズな人は、ルート配送の仕事には向いていません。
運転が好きな人
ルート配送の仕事は毎日車を運転することになるため、運転が好きな人が向いています。長時間車を運転しても楽しいと思えるような人であれば、ルート配送の仕事も苦にならないでしょう。
また、配送の内容によって運転する車の種類が変わるケースもあるため、車が変わっても運転できる技術を持っている人の方がルート配送の仕事には向いています。
ルート配送の仕事のメリットを知ろう!
さまざまな職種や種類があるルート配送の仕事ですが、基本的に同じことを繰り返すため、覚えやすい仕事です。
人間関係のトラブルも少なく収入も安定しやすいため、一人で黙々と作業できる人であれば楽しく仕事ができるでしょう。
ただし、メリットがある一方で、繁忙期にはイレギュラーな残業があったり、急な休暇が取りにくかったりするなどのデメリットもあるため、メリット・デメリットの双方を踏まえる必要があります。
本記事で紹介したルート配送の仕事のメリットや向いている人などを参考に、ルート配送の仕事について理解を深めましょう。