宅配業者はどこにしよう?迷った人必読!各社の料金と特徴を紹介
- その他ドライバー
「宅配業者を利用したいけれどもどこがいいの?」
「宅配業者の料金や特徴を教えてほしい」
何らかの理由で宅配業者を選ぶ際に、このような疑問や興味を持っている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、宅配業者の選び方についての注意点とともに、大手宅配業者の紹介や各社の料金・特徴や強みについて比較しながら紹介しています。
この記事を読むことで、大手宅配業者の料金や特徴を把握することが可能です。その知識をもとに、どのようなポイントで宅配業者を選ぶべきなのか、自分に合った宅配業者を見つけられるでしょう。
宅配業者選びに迷っている、悩んでいるという人や大手宅配業者を比較してみたいという人は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
宅配業者選びについて
日本全国に多くの宅配業者があり、利用しようと思ったときに、どこの宅配業者を選べばいいのかわからないと迷ってしまう人は少なくありません。
一般的には知名度や信頼度で選ぶことが多いですが、ほかにも宅配してくれる荷物のサイズや大きさ、料金などを比較することが必要です。さらに宅配業者ごとに特徴や強みが異なるため、荷物の種類や目的に応じて使い分けることも大切になります。
これらの点を踏まえて複数の業者を比較検討すれば、自分たちに合った宅配業者を見つけやすくなります。ここからはわかりやすい例として、大手の宅配業者を使って比較検討してみましょう。
大手宅配業者5選
日本には数多くの宅配業者がありますが、その中でも大手の宅配業者はいずれも知名度や信頼度が高く、全国対応となっていることから利用を検討する機会が多くなります。そのため、大手の宅配業者の中で比較検討したいと考えている人もいるでしょう。
ここからは、比較検討対象として挙げられやすい大手宅配業者を5つ紹介します。
- 日本郵便
- 佐川急便
- ヤマト運輸
- 西濃運輸
- 福山通運
日本郵便
郵便物の取扱いで知名度が高い日本郵便は、日本郵政グループの中核企業です。郵便以外にも保険や貯金も取り扱っており、郵便物の配達のノウハウとネットワーク力は高いと言えるでしょう。
主要宅配サービスは「ゆうパック」で、全国の郵便局で発送、荷受が行えるサービスです。持ち込むだけではなく、荷受の際に営業所止めができる点が便利です。
宅配サービスに参入してからは各地の郵便局を営業所として、ゆうパックを中心とした宅配サービスを展開しています。スモールサイズの荷物や書類等の配送を得意としていて、様々なケースに対応しているところが魅力でしょう。
出典:郵便局 | 日本郵便株式会社
参照:https://www.post.japanpost.jp/index.html
佐川急便
主要宅配サービスである「飛脚宅配便」は迅速な配達を行ってくれる点が特徴です。
宅配業界のパイオニア的存在として新しいサービスを提供し続けており、宅配便の規定以上の大きさに対応しています。個人向けだけではなく、ビジネス向けのサービスも豊富です。
また、サービスを展開するにあたって様々な業種や機関と連携しているところが魅力で、新事業に積極的なことから宅配業者の中でも特に注目を集める存在となっています。
出典:公式ホームページ|佐川急便株式会社<SGホールディングスグループ>
参照:https://www.sagawa-exp.co.jp/
ヤマト運輸
クロネコヤマトでおなじみの大手宅配業者が、ヤマト運輸です。国内だけではなく国外に幅広いサイズの荷物を配送してくれるだけではなく、クール便や美術便、パソコン便など荷物の種類に応じた多岐に渡るサービスを提供しています。
主要宅配サービスは「ヤマト運輸(クロネコヤマト)の宅急便」で、日本全国各地の本社や支店、配送センターとネットワークを構築しているところが特徴です。
出典:公式企業サイト | ヤマト運輸
参照:https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/corp/
西濃運輸
ほかの大手宅配業者も企業向けのサービスを提供していますが、特に企業間の物流を得意としているのが西濃運輸です。そのため、企業間物流のパイオニアと称されることもあり、様々な輸送条件に対応してくれます。
主要宅配サービスとして挙げられているのが「カンガルー特急便」で、集荷からお届けまで一貫したサービスを提供している点が特徴です。
個人が利用するよりも企業などのビジネスで利用されることが多く、個人では取り扱わないようなサイズや種類の荷物の配送を行ってくれるところが魅力と言えます。
出典: トップ|西濃運輸
参照:https://www.seino.co.jp/
福山運輸
福山運輸は自社完結型の宅配サービスを実施している宅配業者で、配送だけではなく倉庫管理まで自社で対応しています。そのため、他社の中でも特に高品質なサービスを提供しており、個人よりも法人や企業向けのサービスが多いです。
主要宅配サービスは「フクツー宅配便」と法人のみが利用できる「パーセルワン」の2つです。
荷物追跡システム、自動仕分け機、出荷支援システムを業界の中でもいち早く導入するなど、サービスの品質向上だけではなく、スタッフのマンパワーや負担軽減を意識している企業となっています。
出典:会社概要 | 福山通運
参照:https://corp.fukutsu.co.jp/
業者別に料金を比較してみよう
ここまで宅配業界の中でも大手の業者5つの特徴を紹介しましたが、特徴だけで業者を選ぶことは難しいです。宅配業者を選ぶ際の比較検討ポイントとして、対応している荷物のサイズや大きさ、料金について把握しておく必要があります。
ここからは、業者別に対応している荷物のサイズ・大きさ、オプション料金が発生しない通常料金を比較していきます。
日本郵便
日本郵便のサイズは60サイズから170サイズまでの7種類で、いずれも基本料金で発送できるのは25kg以下までとされています。それ以上の場合は重量ゆうパックでの発送になるため、通常の発送ができるかどうかは荷物の重さが重要です。
料金は差出地(都道府県)とお届け先(地域)によって異なるため、公式サイトの基本運賃表を確認しましょう。
出典:荷物|日本郵便
参照:https://www.post.japanpost.jp/send/fee/kokunai/parcel.html
サイズ | 荷物の大きさ(25kg以下) | 料金(東京⇒近畿地方) |
---|---|---|
60サイズ | 60cm以下 | 970円 |
80サイズ | 80cm以下 | 1,200円 |
100サイズ | 100cm以下 | 1,440円 |
120サイズ | 120cm以下 | 1,690円 |
140サイズ | 140cm以下 | 1,950円 |
160サイズ | 160cm以下 | 2,160円 |
170サイズ | 170cm以下 | 2,530円 |
佐川急便
佐川急便の荷物のサイズ取扱いは、ヤマト運輸同様に荷物の大きさと重さを合わせたものになっており、60サイズから260サイズまでの11種類です。ちなみに170サイズ以上からは荷物の重さの上限は50kgまでとされています。
料金はサイズと発着先によって変動しており、公式サイトで確認可能です。ただし160サイズ以上は飛脚ラージサイズ宅配便という別サービスになるため、ヤマト運輸同様に160サイズまでが通常配送としての扱いです。
出典:輸送料金|佐川急便
参照:https://www2.sagawa-exp.co.jp/send/fare/input/
サイズ | 荷物の大きさ | 料金(関東⇒関西) |
---|---|---|
60サイズ | 60cm以内・2kg以下 | 970円 |
80サイズ | 80cm以内・5kg以下 | 1,280円 |
100サイズ | 100cm以内・10kg以下 | 1,610円 |
140サイズ | 140cm以内・20kg以下 | 2,100円 |
160サイズ | 160cm以内・25kg以下 | 2,340円 |
ヤマト運輸
ヤマト運輸が取り扱っているサイズは、コンパクト・60・80・100・120・140・160・180・200サイズの9種類あります。サイズは荷物の大きさと重さで分類されており、一般的な60サイズは60cm以下かつ2kg以下となっています。
料金はサイズと配送する地域によって料金が変動するため、事前にヤマト運輸の料金一覧などで確認することがおすすめです。
ちなみに基本プランは160サイズまでとされているため、それ以上のサイズは別のプランとして扱われます。
出典:宅急便運賃一覧表:全国一覧|ヤマト運輸
参照:https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/search/estimate/ichiran.html
サイズ | 荷物の大きさ | 料金(関東⇒関西) |
---|---|---|
コンパクト | 縦20cm・横25cm・高さ5cm※重さ規定なし | 780円 |
60サイズ | 60cm以内・2kg以下 | 1,060円 |
80サイズ | 80cm以内・5kg以下 | 1,350円 |
100サイズ | 100cm以内・10kg以下 | 1,650円 |
120サイズ | 120cm以内・15kg以下 | 1,970円 |
140サイズ | 140cm以内・20kg以下 | 2,310円 |
160サイズ | 160cm以内・25kg以下 | 2,630円 |
西濃運輸
西濃運輸のサイズ規定は、重量(大きさと重さ)と輸送距離によって4つの種類に分類されています。サイズと輸送距離によって料金が異なるため、宅配便運賃表で確認しておくことが大切です。
ちなみに、従来のサイズ規定よりも重くなる場合は「縦(m)・横(m)・高さ(m)×280kg」という計算方法で算出されることもあります。
出典:◆カンガルー宅配便運賃表|西濃運輸
参照:http://stc.deliveryseino.jp/unchin/unchin.20191001.pdf
サイズ | 荷物の大きさ | 料金(関東⇒近畿) |
---|---|---|
P | 60cm以内・2kg以内 | 1,023円 |
S | 70cm以内・5kg以内 | 1,276円 |
M | 100cm以内・10kg以内 | 1,529円 |
L | 130cm以内・20kg以内 | 1,661円 |
福山運輸
福山運輸の料金プラン(サイズ)は6種類となっており、配送先別に料金が異なります。ほかの大手宅配業者と比較すると、料金プランがそのまま対応する荷物のサイズになっているため、わかりやすくなっています。
出典:フクツー宅配便料金表 | 福山通運
参照:https://corp.fukutsu.co.jp/service/f-takuhai/faretable.html
サイズ(荷物の大きさ) | 料金(関東⇒関西) |
---|---|
60cm以下・2kg以下 | 1,120円 |
80cm以下・5kg以下 | 1,350円 |
100cm以下・10kg以下 | 1,560円 |
120cm以下・15kg以下 | 1,810円 |
140cm以下・20kg以下 | 2,020円 |
160cm以下・30kg以下 | 2,460円 |
料金で比較するときの注意点
ここまでは各大手宅配業者の料金について比較してきましたが、紹介したのはあくまでも基本料金です。一般的には基本料金だけで比較することが多いものの、オプション料金や割引が適用された場合はその点も踏まえて比較しなければいけません。
また、宅配業者によっては重量制限もあるため注意が必要です。ここからは、料金で比較するときの注意点について紹介します。
オプション料金が発生するケース
宅配業者は通常の荷物であれば基本プラン内で料金計算をしますが、基本プランに該当しないサイズの荷物を配送するときや荷物の内容によっては、オプション料金が発生するケースがあります。
例えばヤマト運輸の場合、クール宅急便や宅急便タイムサービス、空港宅急便、国際宅急便を利用する場合などは、オプション料金をはじめとした追加料金・費用が発生します。
荷物の大きさや利用するサービスによってオプション料金が発生する場合は、その料金も含めて比較検討しなければいけません。
割引が適用されるケース
宅配業者ではオプション料金などの追加される料金だけではなく、逆に割引が適用されるケースも多いです。例えば取り扱っている営業所や店舗に直接荷物を持ち込む、複数の荷物の配送を依頼するなど、宅配業者によって割引条件は違います。
割引を適用することでお得に宅配業者を利用できるため、料金比較をする際には割引が適用できるかどうか、そして適用されたケースも踏まえて比較検討してみましょう。
重量制限にも注目
各大手宅配業者のサイズ規定は前述しましたが、記載されていないサイズの荷物はオプション料金が発生するか、そもそも重量制限で配送できない場合があります。
オプション料金付きで配送できる場合は追加料金が発生するだけですが、配送できない場合は比較対象から外して検討することが必要です。ちなみに重量制限は宅配業者によって異なります。
業者別の強み・特徴
宅配業者探しをする場合、料金や対応している荷物の種類を比較する以外にも、それぞれの焼火業者の強みや特徴を把握しておくこともおすすめです。強みや特徴を把握しておけば、目的や用途に合わせた適切な業者選びがしやすくなります。
例えば、ヤマト運輸は業界の中でも配達スピードに誇りを持っているため、急ぎの荷物を送りたいときに便利です。また、佐川急便は幅広いサイズの荷物の配達が得意で、日本郵便は営業所数が最多であることから、割引のきく荷物の持ち込みがしやすくなっています。
このように、それぞれの宅配業者の強みや特徴を押さえて、うまく使い分けながら宅配業者を選択することが大切です。
出典:公式企業サイト | ヤマト運輸
参照:https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/corp/
出典:公式ホームページ|佐川急便株式会社<SGホールディングスグループ>
参照:https://www.sagawa-exp.co.jp/
出典:郵便局|日本郵便株式会社
参照:https://www.post.japanpost.jp/index.html
出典:トップ|西濃運輸
参照:https://www.seino.co.jp/
出典:フクツー宅配便料金表|福山通運
参照:https://corp.fukutsu.co.jp/service/f-takuhai/faretable.html
業者名 | 特徴 | サービス名 |
---|---|---|
ヤマト運輸 | 配達スピードが速い、幅広いサービスの展開 | 宅急便、宅急便コンパクト、クール宅急便、ネコポスなど |
佐川急便 | 宅配便の規定以上のサイズにも対応、法人寄りのサービス展開が多い | 飛脚宅配便、ラージサイズ便、飛脚クール便など |
日本郵便 | 営業所数が最多、郵便局での発送や荷受が可能 | ゆうパック、重量ゆうパック、ゆうメールなど |
西濃運輸 | 重量荷物の対応可能幅が広い | カンガルー特急便、チルド便、カンガルー自転車イベント便/自転車輸送便など |
福山運輸 | 法人に特化したサービス展開の多さ | フクツー宅配便、パーセルワン、スペースチャーター便など |
宅配業者選びのカギは各社の得意分野を見極めること
宅配業者は数が多いため、まずは大手の宅配業者の中からプランや料金、そしてそれぞれの強みや特徴を踏まえて比較検討することが大切です。
特に強みや特徴をしっかり把握することで、それぞれの宅配業者がどのような荷物を得意分野としているのか、どのような用途で使った方がお得に利用できるのかを見極めることができます。
今回紹介した記事を参考にして、自分の目的に合った宅配業者選びをしてみてはいかがでしょうか。