運転手の派遣は禁止!?派遣運転手の仕事内容やメリット、向いている人の特徴についても紹介!
- その他ドライバー
多忙な運送会社にとって、運転手の派遣を活用したいとお思いではないでしょうか。
運転手の派遣を活用する際は、気をつけなければならないことがあり、
それを理解しておく必要があります。
本記事では、運転手の派遣は禁止なのか、派遣運転手の仕事内容やメリット、
向いている人の特徴について、詳しく解説します。
運転手の派遣は禁止の場合もある!
運転手に限らず、労働者派遣法に抵触する場合は、
派遣の利用は出来ませんので、注意が必要です。
次で紹介する「運転手を派遣で依頼できる条件」に当てはまらない場合は、
運転手の派遣は依頼出来ないことを知っておきましょう。
運転手を派遣で依頼できる条件
運転手を派遣で依頼できる条件には、以下のようなものがあります。
同じ労働場所で働くのが3年未満
派遣利用期間は、原則最長3年です。
3年未満の場合は、同じ労働場所で働くことができますが、
3年を超えて労働させることは、労働者派遣法により禁止されています。
派遣運転手への事前面接は実施できない
そもそも派遣を依頼する際は、事前面接を行なったり、
履歴書提出を求めないことも条件の1つです。
これらの行為をすると、労働者派遣法に抵触してしまいます。
日雇い派遣の禁止
派遣の運転手を依頼する際、原則として日雇い派遣は禁止されています。
31日以上の雇用が義務付けられていますので、雇用期間を遵守しましょう。
派遣の運転手の仕事内容
派遣運転手の仕事内容としては、以下のようなものが挙げられます。
ハイヤー
ハイヤーは、運転手付きの貸切乗用車で、会社役員やVIPの利用が一般的です。
ハイヤーについては、株式会社ジャパン・リリーフの
「ハイヤー運転手を取り巻く現実とは?待遇や勤務形態について紹介」の
記事が役に立ちますので、合わせて参考になさってください。
宅配・集荷・集配
年末年始など、荷物の輸送においても運転手派遣は活用されます。
基本的には、個人宅や会社を回ることがメインです。
配送
配送には、ルート配送、中長距離配送、コンビニ配送、
スーパー配送、家具配送などが挙げられます。
基本的には、決められたルートで店舗や倉庫を回り、荷下ろししていく仕事です。
自動車回送
レンタカーなど、自動車を自走・回送する仕事も運転手派遣が活用されます。
繁忙期であるほど稼働率が高くなるため、運転手の派遣依頼は多くなる傾向にあります。
派遣運転手の収入の相場
派遣運転手の平均時給は、1,444円となっています。
(出典:求人ボックス 給料ナビ「運転手の仕事の年収・時給・給料」)
収入に関しては、派遣元企業と派遣先企業により大きく異なります。
お仕事を探す際は、仕事内容のほかに、収入に関してもチェックしましょう。
運転手派遣のメリット
運転手派遣のメリットには、以下のようなものがあります。
必要なときのみ依頼できる
運転手派遣は繁忙期のみなど、特定の時期だけ依頼することが可能です。
ゴールデンウィークや年末年始など、人の動きが多い時期を見計らって運転手派遣を依頼しましょう。
人件費を削減できる
上記のように、運転手派遣は繁忙期のみ依頼することができます。
閑散期に人材が飽和状態では人件費が余計にかかりますが、運転手の派遣を依頼することで、特定の時期だけの人件費で済みます。
即戦力が期待できる
運転手を派遣してもらう場合、運転経験者を派遣してもらうことが可能です。
乗務経験が豊富な運転手を派遣してもらうことで、即戦力として業務に携わってもらうことができるでしょう。
派遣運転手になるには
派遣運転手として働くためには、派遣会社に登録する必要があります。
派遣会社登録の際に必要なもの
派遣会社に登録する際には、一般に以下のものが必要です。
・本人確認書類(免許証、学生証、パスポートなど顔写真付きのもの)
・振込先情報、印鑑、証明写真
・スマートフォン、タブレット、手帳など
・マイナンバー
・筆記用具
・場合によっては履歴書
登録の流れ
上記を用意して、以下の流れ登録手続きをしましょう。
①求人に応募する・登録会に申し込む
②仕事内容や派遣の仕組みについて説明を聞く
③プロフィールを提示する
④希望条件を伝える
⑤コーディネーターと面談する
⑥運転手の仕事紹介を受ける
派遣運転手の仕事の探し方3つ
派遣運転手の仕事は、以下の方法で探すことができます。
株式会社ジャパン・リリーフのサイトをみる
株式会社ジャパン・リリーフの人材紹介のサイトでは、
派遣運転手の仕事を見つけることが可能です。
自分の条件に合った仕事をみつけてみましょう。
求人サイトを利用する
派遣運転手の仕事は、ネットで探す事が可能です。
indeedなどの求人サイトを利用することで、
条件に合わせた派遣運転手の仕事を探すことができます。
ハローワークを利用する
運転手の派遣を担っている派遣会社は、
ハローワークでも紹介してもらうことが可能です。
ハローワークの職員に、どのような仕事があるのか確認しながら、
自分にあった仕事をみつけましょう。
派遣運転手に向いている人の特徴
次のような人は、派遣運転手に向いているといえます。
様々な車種を運転したい人
派遣の運転手は、派遣先によって運転する車種が異なります。
乗用車の運転の場合もあれば、バスの運転の場合もあるなど、
派遣運転手であれば、さまざ様々な車種の運転に携わることが可能です。
コミュニケーションが苦手でない人
ハイヤーなど、接客が必要な運転手については、
お客様とのコミュニケーションが重要です。
もしコミュニケーションが苦手な場合は、トラックの運転手など、
お客様と接する機会がほとんどない仕事を選択するといいでしょう。
体力がある
トラックの運転手のように、
荷積み・荷下ろしをしなければならない場合は、力仕事になります。
またち力仕事でなくても、長時間運転すると体力の消耗が激しいですので、
長い時間体力が維持できる人にほうが向いているといえるでしょう。
派遣運転手になる場合の注意点
派遣運転手になる場合の注意点についてご紹介します。
派遣登録の際の注意点
派遣登録の際は、説明会に無断欠席・遅刻がないように気をつけましょう。
また忘れ物がないように事前に準備し、正しい経歴を伝えるようにしてください。
派遣運転手の事故は派遣会社にも一部責任が発生
派遣運転手が業務中に事故を起こした場合、
その責任は派遣先企業ではなく、派遣元企業にも一部発生します。
また、派遣運転手も事故を起こした責任を
負わなければならない場合がある事も知っておきましょう。
まとめ
運転手の派遣は禁止なのか、派遣運転手の仕事内容やメリット、
向いている人の特徴について、ご理解深まりましたでしょうか。
派遣運転手の仕事内容には様々なものがありますので、
自分にあったものを選んでみましょう。
派遣運転手になりたい方法についても記載しましたので参考になさってください。
本記事を参考に、派遣運転手として活躍していただければ幸いです。