「バス運転手はやめとけ」と言われる6つの理由!やりがいやメリットはある?- 株式会社ジャパン・リリーフ
- その他ドライバー
「バス運転手はきついと言われているけど何か理由があるのかな。」
「バス運転手に必要な資格って何?」
「バス運転手のメリットを知りたい!」
「バス運転手はやめとけ」と言われることがあるため、バス運転手の仕事が気になっているけど、一歩踏み出せないという方もいるのではないでしょうか。
バス運転手の仕事を検索するとマイナスな印象の検索結果が目につくこともあるでしょう。本記事ではバス運転手はやめておけと言われる6つの理由の解説をします。
また、バス運転手の種類と仕事内容の違いについても紹介してきます。
この記事を読むことでバス運転手のメリットとデメリットの双方を知ることが可能でしょう。バス運転手に転職を考えている方は参考にしてください。
「バス運転手はやめとけ」と言われる6つの理由
実際にバス運転手はやめとけと言われる理由には、どういったものがあるのでしょうか。バス運転手の仕事でおこり得るデメリットやバス運転手特有の不安要素など解説します。
この章ではバス運転手はやめとけと言われる6つの理由を紹介します。
1:事故のリスクがある
バス運転手は様々な事故のリスクに注意をしなければなりません。また、事故に巻き込まれた場合は過失がない事故であっても運行を止めざるを得ない場合もあります。
バス運転手はプロドライバーとして一般車両を以上の細心の注意を払い常勤する必要があります。バスはこちらがいけばどいてくれる、待っていてくれるなどと勘違いをし、横柄な運転をするドライバーも多いです。荒い運転をしてくる乗用車にも注意が必要です。
人の命を乗せる仕事なのでプレッシャーははかり知れません。
2:拘束時間が長く休日も少ない
路線バスであれば朝夕の通勤ラッシュ時に合わせてバスを走らせます。ラッシュ後の時間帯は本数が少なくなるため休憩などを取ります。
乗客に合わせて朝はラッシュ時の混み合う時間帯に運転をし、日中は車のメンテナンスや休憩をとり、夕方から夜にかけてのラッシュ時にまた運転するという勤務体系が多くあります。
朝と夕方にバスが混み合う時間があるので休憩時間が長い分、仕事は楽だとかんじますが、拘束時間は長いと言えます。
バス運転手の休日は会社によって様々ですが3連勤2連休になっていたりとシフト制で働く会社も多いようです。
バス運転手は毎日同じ仕事をしていると思われがちですが勤務時間や仕事内容により時間がバラバラになるので生活リズムを作るのが大変です。
3:運転がストレスになることもある
運転をすることが好きでも乗客の命をあずかっているという責任がプレッシャーになるでしょう。このように、毎日プレッシャーを抱えながら運転をすることで運転自体がストレスになることもあります。
また、ドライブレコーダーの普及により常に監視されていることがあります。ドライブレコーダーは事故の場合や社内でのトラブルが発生したときは、バス運転手の助けになりますが、逆にバス運転手を苦しめるきっかけになることもあります。
バスにつけられているドライブレコーダーはドライバーの運転風景をリアルタイムで確認できます。会社や上司にいつでも見られている環境下で仕事をすることが負担に感じるでしょう。
また同じ姿勢をし過ぎることで腰痛になることもあります。改善策を考え自分なりに楽に運転できる方法を見つけましょう。
このような様々なことが、ドライバーを苦しめ運転自体がストレスになることもあるようです。
出典:部位別診療ガイド -「姿勢性腰痛」|井尻整形外科
参照:https://ijiri.jp/medical_care_guide/koshi-kotsuban/youbu/siseiseiyoutsuu.php
4:乗客からクレームが来ることもある
お客様にサービスの提供をするということはクレームも起きるということです。
ほとんどの乗客は、運転手に対して感謝の気持ちを持って乗車してくれるでしょう。しかし中には運転手に対し威圧的な態度をとる方もいます。理不尽なことを常にぶつけ運転手に嫌味を言うクレーマーもいるのが事実です。
手に負えない場合は、会社に助けを求めるか相談を必ずしましょう。クレーマーの中には運転手に非がないのにあたかも運転手が悪いように会社に訴えることがあり、自分自身が悪い立場にされる場合もあります。
今はドライブレコーダーもあるので以前に比べると安全性は上がりましたが、もしもが起きてからでは遅いです。大事になる前に早めに対処することが良いでしょう。
5:一般車からクレームが来ることもある
一般の運転手から見るとバス運転手はプロドライバーです。安全運転をしっかりしていても一般車の運転手からすると危ない運転だと文句を言われることもあります。
また、バスは車体が大きいので一般車の動きを読んで気を使いながら運転する必要があります。
たとえ理不尽な苦情があったとしてもドライブレコーダーを確認をすれば運転手が悪いかどうか判断できます。しかし、会社はクレームが来るということは運転手にも責任があると考えます。
どのようなことを言われてもめげない気持ちがないと苦しく感じます。
6:勤務時間が変わる
先ほど申し上げた通り、バス運転手の仕事のサイクルは日々違います。毎日の勤務時間や仕事の内容により出勤時間や退勤時間も様々です。特に起床時間の違いが起きると睡眠不足や寝坊などのリスクがあります。
バス運転手の遅刻や急な欠勤は許されるものではありません。特に寝坊での遅刻は厳禁です。
起きる時間や寝る時間がバラバラになるので、生活リズムが作りづらい上に寝坊が心配で眠れなくなってしまうこともあります。
バス運転手の種類と仕事内容の違い
バス運転手という仕事も大きく種類に分けると「路線バス」「高速バス」「観光バス」「送迎バス」の4つの種類に分けられます。
路線バスは市街のバス停からバス停へ走るバスになります。その地区に住んでいる地域住民が利用するためにとても便利な場所です。路線バス運転手のルートは決まっていて走行距離が短いのが特徴です。
バスに乗る方は様々で高齢者から学生までいます。地域の方の支えとなる重要な存在になります。
高速バスは飛行機や新幹線と比べ比較的安価なので利用者が多くいます。主に高速道路を走りや夜間運行などもあります。高速バス運転手は夜間走行があるので体力に自信がある方が向いています。公害とは違い高速道路でスピードを出すので安定した運転が重要です。
観光バスは、修学旅行など観光娯楽の交通手段です。観光バス運転手は観光地に向かうため混雑や乗客の体調などに気を遣う必要があります。観光バスを運転しながら待ち時間には少し観光などもできるので旅行が好きな方にオススメです。
仕事は繁忙期と閑散期があり給与に差が出る会社もあります。
路線バスより利用者が変わることがなく一定の道を走るのが送迎バスになります。主に会社やスクール、介護施設などの送迎があります。送迎バス運転手は、比較的労働時間が安定しているのが特徴です。
ただし雇用形態が様々で他のバス運転手よりも低い傾向にあります。また乗客がコミュニケーション を求めてくることもあり、コミュニケーション能力も必要な場合もあります。
バス運転手に必要な資格
バス運転手に必要な資格は、以下のどちらかの場合で変わります。
1つ目は施設・学校などの送迎バス運転手です。この場合はバスの大きさによって普通自動車免許か大型一種免許が必要となります。
2つ目はバス会社に就職して送迎バスを運転する場合です。この場合は大型二種免許が必要になります。
バス運転手のやりがいとは?
バス運転手の一番のやりがいは「ありがとう」と言われた時です。
東京や関西の大阪など主要都市や広島や北海道、愛知など観光地でアメリカなどの海外からの観光に来ている方もバスを利用することもあります。毎日顔を合わせるお客様もいますがお客様とは一期一会の出会いがあります。
そのような方たちに感謝されることは、大変嬉しいことでしょう。
また、バスに乗車した瞬間から乗客を目的地まで届けることで社会に貢献できるやりがいもあります。乗客の生活を支える大切な役割のバス運転手、ありがたみを感じてくれた乗客からの感謝の言葉は格別です。
バス運転手のメリット
バス運転手の仕事のメリットとは何でしょう。他の仕事とは違うメリットもあります。
バス運転手は運転とその日の走行ルートや次の日の敗者や目的地の状況などを確認するのみです。運転する仕事なので1日の仕事が終わればその日の仕事は終了です。仕事のノルマでもなく企画書や時間外の営業などもありません。
また、バスは土日祝関係なく運行していますが勤務シフト制の会社が多く平日の休みも多くなります。ただし土日の休みを取れないというわけではないので会社によって違いはあります。
平日休みだと観光地やショッピングモールなども混雑とは無縁です。市役所や金融機関なども平日行けるので無理に休みを取る必要もありません。
採用されやすい
バス運転手は比較的採用されやすい傾向にあります。
バス運転手は、最終学歴不問が多く学歴を気にすることがない場合があります。
資格や運転経験、基本性格などが重視されています。基本的に、小論文は不要ですが、履歴書や面接は必要になるので事前に確認をしましょう。
求人内容によっては雇用提携も様々あり、新卒正社員や派遣もあります。近年では女性の運転手も増えているようです。また、年齢も幅広く30代や40代、早期退職者の60代や退職者の70代の方もいます。
人間関係の煩わしさがない
バス運転手の仕事中は基本的に一人なので人間関係が煩わしさがありません。
上司や同僚、部下など社内でのコミュニケーションも運転中は気にする必要はありません。しかしバスの種類によっては、乗客とのコミュニケーションは多少必要になることは把握しておきましょう。
残業が少ない
バスの運行スケジュールは非常に細かく決められているため基本的に残業はありません。
しかし、バスの種類や交通状況によって残業が発生する場合があります。報告の時間も労働時間に含まれ計算しているので残業は少ない傾向にありますが気をつけましょう。
ノルマがない
営業などで仕事のノルマを苦痛と感じる方も多いのが現実ですが、バス運転手は営業する必要がありません。
バス運転手には様々なストレスやプレッシャーはありますが自分のペースでしっかり仕事をこなせる方はバス運転手に向いています。
バス運転手に向いている人とは?
実際にバス運転手に向いている方はどのような方でしょうか。大きく分けて二つの内容を紹介します。
バス運転手に転職をしたい方やバス運転手をしている方は是非チェックしてください。
状況判断・時間管理ができる
バス運転手に必要なことは状況判断と時間管理ができることです。
向かう場所の渋滞状況や地形や地理に関する勉強を事前にし、変化する状況にそつなく対応できる能力が必要です。また自らの体調管理や時間管理する力も大切です。
運転が好き
バス運転手に求められるスキルは資格のみではありません。
運転が好きなことや運転が苦にならないことです。
バス運転手は1日に長い時間運転しなくてはなりません。そもそも運転が苦手であったり苦痛と感じる方には向かない仕事です。
バス運転手のメリットも知っておこう!
本記事は、これからバス運転手に転職されたい方の参考になりましたでしょうか。今回はバス運転手のデメリットからやめとけと言われる理由の解説をしました。また、メリットややりがいなどの紹介もしてきました。
自分自身にあっているかどうかよく考え参考にしてください。
関連記事:「バス運転手の年収を様々な観点から比較!全体的な平均・企業規模別・年齢別など」