引越し業者の繁忙期はいつ?閑散期との相場の違いや料金を抑えるコツも解説
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引越業者に引っ越しを依頼しようとしたが、
繁忙期でなかなか希望の日が取れない経験したことはないでしょうか。
引越業者には繁忙期と閑散期があり、時期によって引っ越し費用も大きく異なるのです。
本記事では、繁忙期の引っ越し費用を抑える裏ワザや、
繁忙期と閑散期の引っ越し費用の比較について、詳しく解説します。
引越業者の繁忙期は3月~4月と9月~10月!
繁忙期とは、一般的に1年間を通じてもっとも忙しくなる時期のことで、
繁忙期は引越業者の予約が取りにくい時期です。
引越業者の繁忙期とはいつなのかみていきましょう。
3月~4月
引越業者の一番の繁忙期とされているのは、
新学期や新年度のタイミングとなる3月~4月です。
3月~4月は学生が卒業し、就職するタイミングであり、
また、多くの企業が新年度を迎えるタイミングで
転勤が発生しやすい時期となっています。
そのため、引越業者にとって3月~4月は繁忙期となるのです。
9月~10月
3月~4月に次いで、引越業者の繁忙期は9月~10月の時期になります。
9月は、多くの企業にとって4月から始まった年度の中間決算期であり、
この時期に転勤が増える傾向にあるためです。
そのため、9月~10月の引越しは主に、
社会人の転勤が理由であることが多いといえます。
引越し業者の閑散期は5月~8月と11月~2月
引越業者には繁忙期の反対である、
1年の中でも仕事が少ないとされている閑散期があります。
閑散期は引越業者の予約が取れやすいため、希望日に引越することが可能です。
6月・11月・1月
引越業者の閑散期は6月・11月・1月となっています。
これらの時期は、新生活をスタートさせる人は少なく、
また、転職する人も少ないことから、引越しする人が少ないのです。
ただし、休日が続く大型連休や大安吉日の日であれば
引越しの依頼がありますので注意しましょう。
引越業者によって違いがある
上記で6月・11月・1月は引越業者の閑散期と述べましたが、
この時期が閑散期であると定められているわけありません。
中には繁忙期の3月から4月までを除き、
5月以降を閑散期としている引越業者もあるのです。
閑散期については、引越業者によっても捉え方が異なることを知っておいてください。
繁忙期と閑散期それぞれの料金相場の違い
一般に、引越費用は、引越し先までの距離と荷物の量により変動します。
また、引越しは、繁忙期と閑散期によって料金相場が大きく異なるのです。
ここでは、繁忙期と閑散期の料金相場の違いについてみていきましょう。
繁忙期
以下の表は、引越しの繁忙期の料金相場です。
単身
(荷物少) |
単身
(荷物多) |
2人
家族 |
3人
家族 |
4人
家族 |
5人
家族以上 |
|
~15km | 44,425円 | 61,680円 | 81,648円 | 104,132円 | 126,978円 | 152,632円 |
~50km | 48,673円 | 66,636円 | 93,525円 | 118,937円 | 150,419円 | 191,741円 |
~200km | 57,725円 | 87,398円 | 124,365円 | 146,818円 | 190,185円 | 255,323円 |
~500km | 67,726円 | 107,143円 | 161,844円 | 205,117円 | 256,393円 | 332,874円 |
500km~ | 79,501円 | 123,765円 | 223,579円 | 280,824円 | 321,672円 | 395,325円 |
出典:SUUMO引越し見積もり「引越し料金計算シミュレーション」(2023年12月時点)
繁忙期は閑散期と比較すると、引越費用が高くなります。
引越費用が高くなる理由については詳細は後述しますが、
引越しの依頼件数が急増し、高い給料で人員を増やすことなどが挙げられます。
閑散期
続いて以下の表は、引越しの閑散期の料金相場です。
単身
(荷物少) |
単身
(荷物多) |
2人
家族 |
3人
家族 |
4人
家族 |
5人
家族以上 |
|
~15km | 40,511円 | 50,598円 | 67,934円 | 84,009円 | 102,771円 | 143,823円 |
~50km | 30,000円 | 52,243円 | 74,585円 | 94,189円 | 123,178円 | 159,426円 |
~200km | 48,789円 | 67,238円 | 90,254円 | 110,598円 | 142,414円 | 195,680円 |
~500km | 58,267円 | 85,566円 | 116,560円 | 150,721円 | 182,903円 | 233,264円 |
500km~ | 70,504円 | 103,573円 | 162,589円 | 201,814円 | 242,184円 | 345,822円 |
出典:SUUMO引越し見積もり「引越し料金計算シミュレーション」(2023年12月時点)
閑散期は、移転する人が少ないことから、引越費用は繁忙期のように高くなりません。
ただ、閑散期の中でも、土日祝日や大安などは、
料金設定が高くなる場合がありますので注意しましょう。
繁忙期に引っ越し費用が高くなる理由
上記で、引越業者の繁忙期は引越費用が高くなることをお伝えしました。
引越しの依頼件数が増える繁忙期では、
引越業者も依頼に対応するために、アルバイトなどの人手を増やします。
引越しの繁忙期はどの引越業者も人手不足となっていますので、
少しでも高い給料を設定して、多くのアルバイトを募集しようとしているのです。
アルバイトに支払う人件費が高くなると、
引越業者は必然と引越費用を上げざるを得ません。
このような背景があり、繁忙期は引越費用が高くなります。
繁忙期の引越し費用を抑える裏ワザ15選
引越業者を利用する際、
引越費用は繁忙期と閑散期で大きく異なることをご紹介しましたが、
新生活を迎えるにあたって、
多くの方は引越業者の繁忙期に引越することになるでしょう。
しかし、実は以下のように、繁忙期の引越費用を抑える方法があるのです。
・早めに予約する
・複数の引越業者に見積もり依頼する
・引越し希望日は複数候補を挙げて選ぶ
・混雑する休日や月末・月初を避ける
・午後など時間帯の選択肢を広くする
・オプションサービスを減らす
・不用品を処分して引越し荷物を減らす
・地域限定の引越業者を探す
・低料金の軽貨物運送業を使う
・引越業者を比較サイトで探す
・低家賃を選ぶなど引越しに関連する費用総額を抑える
・大安を避ける
・レンタカーなどを使い自力で引っ越す
・梱包資材を自分で用意する
・大型荷物だけを運んでもらう
1:早めに予約する
繁忙期に引越しする場合でも、1月~2月の閑散期に引越しの予約を入れることで、
料金を安めに申し込める可能性があります。
繁忙期の引越しの場合は、予約が早く埋まるため、
申し込んだ日に確実に予約が取れるとは限りませんので、
確実に引っ越せるように、早めに予約することが大切です。
2:複数の引越し業者に見積もりを依頼する
引越業者に依頼する際、複数の業者に見積もり依頼することが必須となります。
複数業者に見積もり依頼し、料金に納得がいかなかった場合、
他社の見積もり料金を提示すれば、値下げ交渉に応じてくれるところもあるのです。
3:引越しの希望日は複数候補を挙げて選ぶ
希望する引越日がある場合は、
前をもって引越し希望日の候補を複数挙げておきましょう。
そうすることで、繁忙期の中でも料金が安くなる日に引越することができるため、
料金を抑えることが可能です。
4:混雑する休日や月末・月初を避ける
繁忙期の中でも混雑する日とそうでない日が存在します。
とくに混雑するのは休日や月末・月初で料金も高くなりやすいので、
この時期を避けましょう。
5:午後など時間帯の選択肢を広くする
引越費用は、その日のうちに荷ほどきしたいと考える人が多いことから、
午前の時間帯は高くなります。
そのため、午前よりも午後の引越しを申し込む、
時間指定のないフリープランで申し込むと費用が抑えられる可能性が高いです。
6:オプションサービスを減らす
引越業者の引越しサービスにはオプションが付いているのですが、
不要なオプションサービスを減らして申し込めば、引越費用を下げることができます。
ただ、エアコンの取り付け・取り外し、ライトの取り付け・取り外しなど、
自分で対応するのが難しいオプションは、外さない方が賢明です。
7:不用品を処分して引越しの荷物を減らす
引越費用は荷物の量が多いほど高くなることから、
不用はま前もって処分しておきましょう。
引越しの荷物を減らしておけば、新居に着いてからの荷ほどきも楽になります。
8:地域限定の引越業者を探す
引越先が近くであれば、
地域限定の引越業者を探すことで料金を抑えられることが可能です。
地域を限定している引越業者は少人数で作業を行なうため、
料金を安く設定している可能性があります。
9:低料金の軽貨物運送業を使う
引越業者に依頼する際、軽貨物運送業に依頼すると料金を抑えられます。
使用する車が軽自動車に限られており、作業員が1人であることから料金が安価ですが、
大きな荷物を運ぶ際には手伝わなければなりません。
10:引越し業者を比較サイトで探す
Webサイトの中には、引越料金を比較できるサイトもあります。
多くの引越業者から最も安い料金の業者を簡単に見つけることができるため、
比較サイトの利用はおすすめです。
11:低家賃を選ぶなど引越しに関連する費用総額を抑える
引越費用を抑えるためには、家賃の低い賃貸物件を選ぶことで、
引越しに関連する費用総額を抑えることができます。
敷金・礼金がかからない賃貸物件を利用したり、
新居に必要な家具はリサイクルショップ等を利用するなど、
費用総額を抑えられる方法は様々です。
12:大安を避ける
大安や友引、仏滅といった六曜を気にして
引越しや祝い事の日程を決める風潮が残っていることから、
大安に引越しが集中しやすく、費用が割高になっています。
あえて大安を避けた引越しに人気のない仏滅や赤口に引越日を設定するといいでしょう。
13:レンタカーなどを使い自力で引っ越す
荷物が少ない場合は、レンタカーや知人から車を借りたりして、
自力で引越しすることも可能です。
自力で引越しすれば、レンタカーを借りたとしても、
レンタカー代程度しか費用がかからないため、より費用を抑えることができます。
14:梱包資材を自分で用意する
引越業者を利用すると、梱包資材を用意してくれますが、
梱包資材を自分で用意すると引越費用が抑えられます。
段ボールは、スーパーなどにお願いするともらうことができますので、
一度お店の人に聞いてみてください。
15:大型荷物だけを運んでもらう
最近では、大型荷物だけを運んでくれる引越業者もあります。
引越をすべて依頼するのではなく、大型荷物だけ運んでもらうと、
引越費用をかなり抑えることが可能です。
繁忙期に引越す場合の注意点
繁忙期に引っ越す場合は、以下の点に注意しましょう。
引越し料金が高くなる
前述のように、繁忙期の引越しは、他の時期の引越しに比べて料金が高くなります。
費用が高い場合は、
閑散期より2倍近い料金になる可能性があることを知っておいてください。
予約が取りにくい
引越業者の繁忙期には引越しの依頼が増えるため、
希望日に予約が取れない可能性があります。
繁忙期に引越さなければならない場合は、
目安として希望日の2か月~3か月前に予約を入れるようにしましょう。
まとめ
繁忙期の引っ越し費用を抑える裏ワザや、
繁忙期と閑散期の引っ越し費用の比較について、ご理解深まりましたでしょうか。
引越業者には、繁忙期と閑散期があり、
繁忙期の3月~4月にかけて就職や転勤などが集中することが理由で、
料金も高めに設定されています。
引越する際は、できるだけ繁忙期を避けることがおすすめです。
しかし、どうしても繁忙期に引越さなければならない場合は、
繁忙期の引越費用を抑えるコツを書いておきましたので熟読しましょう。
引越業者を比較する際のポイントについては、
株式会社ジャパン・リリーフの「【2025年最新版】おすすめの引っ越し業者を徹底比較!引っ越し回数5回の経験者が引っ越し業者の選び方も伝授!」の記事も役に立ちますので、合わせて参考になさってください。
本記事を参考に、引越し繁忙期であってもお得に引越していただければ幸いです。