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【人材のプロが解説!】特定技能の外国人の運転免許の取得方法やおすすめの免許の種類について紹介!

  • その他

運送会社ではドライバー不足が深刻化しており、求人広告を出すなど、

 

その対策を講じていますが、なかなかドライバー不足は改善されていません。

 

2019年4月に特定技能制度が設置され、

 

現在では、特定技能の資格を持った外国人ドライバーを

 

積極的に採用しているところもあります。

 

特定技能外国人が運転免許を取るためにはどのようにすればよいのでしょうか。

 

本記事では、特定技能の外国人の運転免許の取得方法や、

 

おすすめの免許の種類について詳しく解説します。

 

 

 

特定技能に追加される自動車運送業分野の職種は?

 

特定技能に追加される自動車運送業分野は、

 

トラック運送業、タクシー運送業、バス運送業の3種類です。

 

特定技能の外国人は事業用自動車の運転と、

 

それに付随する業務全般に従事することができます。

 

運行管理者の指導・監督のもと、

 

特定技能の外国人は、それぞれの業務に従事することが可能です。

 

 

 

特定技能の外国人の運転免許の取得方法は?

 

特定技能の外国人の運転免許の取得方法は、

 

自動車運送業分野特定技能1号評価試験に合格し、

 

対象となる運転免許証を取得する必要があります。

 

ここでは、自国の運転免許がある場合と運転免許がない場合についてご紹介します。

 

 

自国の運転免許がある場合は場合は外免切替!

自国の運転免許がある場合は、日本の運転免許に切り替えることが可能です。

 

その場合、以下の条件を満たしていなければなりません。

 

・外国の運転免許証が有効であること

・外国の運転免許証取得日から通算で3ヶ月以上その国に滞在したことが証明できること

※パスポート等滞在期間を証明する資料が必要

 

上記の条件を満たしていれば、以下の流れに沿って、

 

免許センターで外免切替の手続きを行ないましょう。

 

1. 申請書類提出

2. 適性検査(視力・色覚検査等)

3. 交通規則の知識確認(筆記試験)

4. 運転技能の確認(免許センター内コースを実走)

5. 日本の運転免許証取得

 

外免切替の詳細については株式会社ジャパン・リリーフの

 

中国で話題沸騰!中国人が殺到している日本の外免切替とは?外免切替の方法や流れ、費用についても紹介!

 

の記事でも紹介しておりますので合わせご覧ください。

 

 

自国の運転免許がない場合は?

自動車運送業分野特定技能1号評価試験については、

 

トラック、タクシー、バスで試験が異なりますので、以下を参考にしてください。

 

自動車運送業分野特定技能1号試験の概要

自動車運送業分野特定技能1号試験の概要は以下の通りです。

 

特定技能1号試験  運転免許  日本語能力 
自動車運送業分野特定技能 

1号評価試験(トラック) 

1種運転免許  日本語能力試験N4以上もしくは 

国際交流基金日本語基礎テスト合格 

自動車運送業分野特定技能 

1号評価試験(タクシー) 

2種運転免許  日本語能力試験N3以上 
自動車運送業分野特定技能 

1号評価試験(バス) 

2種運転免許  日本語能力試験N3以上 

 

トラック分野に関しては、技能実習2号を良好に修了した場合、

 

職種・作業の種類に関わらず、日本語能力水準を有するとみなされ、

 

日本語試験は免除されます。

 

具体的な試験実施内容については、以下をご覧ください。

 

特定技能1号試験  試験言語  実施主体  実施方法 
自動車運送業分野特定技能1号評価試験 

(トラック) 

日本語   

 

 

一般財団 

法人日本 

海事協会 

 

 

 

学科試験 

および実技試験 

CBT方式または 

ペーパーテスト方式 

自動車運送業分野特定技能1号評価試験 

(タクシー) 

 

日本語 

(第2種運転免許の学科試験に準拠した内容については現地語を併記) 

自動車運送業分野特定技能1号評価試験 

(バス) 

 

自動車運送業分野特定技能1号評価試験の受験資格・受験料

自動車運送業分野特定技能1号評価試験を受験する際は、

 

以下の受験資格を確認しておきましょう。

 

①試験受験日時点で、満17歳以上であること

②試験受験日時点で、有効な日本または外国で取得した自動車運転免許を保有していること

③国内受験の場合は、在留資格を有していること

④退去強制令書の円滑な執行に協力するとして法務大臣が告示で定める外国政府、または地域の権限のある機関の発行した旅券を所持していない者でないこと

 

受験料については、以下の通りです。

 

受験料(国内)  受験料(海外)  証明書発行手数料 
5,500  37米ドル  15,400 

 

運転免許の取得

運転免許は、以下の場所で取得する必要があります。

 

トラック運送業  各都道府県公安委員会が行なう第一種運転免許試験 
タクシー運送業  各都道府県公安委員会が行なう第二種運転免許試験 
バス運送業 

 

免許は、自国で取得した運転免許証を、

 

日本の運転免許証に切り替える「外免切替」も可能です。

 

 

 

特定技能の外国人が取得しておいた方がいい運転免許の種類

 

特定技能の外国人が取得しておいた方がいい運転免許の種類には、

 

以下のものがあります。

 

免許証区分   運転可能な車両の種類  
大型   中型   準中型   普通   小型 

特殊  

原付 

自転車  

大型自動車免許   〇   〇   〇   〇   〇   〇  
中型自動車免許    ×   〇   〇   〇   〇   〇  
準中型自動車免許   ×   ×   〇   〇   〇   〇  
普通自動車免許   ×   ×   ×   〇   〇   〇  
原付免許   ×   ×   ×   ×   ×   〇  
小型特殊自動車免許   ×   ×   ×   ×   〇   ×  
大型特殊自動車免許   大型 

特殊  

小型 

特殊  

×   ×   〇   〇  
大型自動二輪車免許   大型自 

動二輪  

普通自 

動二輪  

×   ×   〇   〇  
普通自動二輪車免許  ×   普通自 

動二輪  

×   ×   〇   〇  
けん引免許   重被け 

ん引車  

×   ×   ×   ×   ×  

  

以下のように、免許の種類によって、運転できる車両の重量・乗車定員が異なります。 

  

免許の種類   車両総重量   最大積載量   乗車定員   受験資格  
普通免許   3.5t未満   2.0t未満   10人以下   18歳以上  
準中型免許   7.5t未満   4.5t未満   10人以下   18歳以上  
中型免許   11.0t未満   6.5t未満   29人以下   ※  
大型免許   11.0t以上   6.5t未満   30人以上   ※  

 

タクシーやトラックなど、顧客から運賃をもらって運転する場合は、

 

次でご紹介する第2種免許が必要です。

 

 

 

外免切替した外国人が第二種免許を取得するには?

 

外免切替した外国人が第2種免許を取得するには、以下の流れに沿って、

 

手続きを進めなければなりません。

 

   手順  内容 
1  運転経験  一定期間の運転経験、運転技術に関する訓練が必要 
2  運転免許所持  2種免許取得の前に、一般の運転免許を所持していることが前提 
3  筆記試験受験  日本の交通法規・安全運転に関する知識を問う筆記試験を受験 

試験は日本語であるため日本語能力が必要 

4  実技試験受験  バスやタクシーなどの大型車両を安全運転する能力を図る実技試験を受験 
5  試験合格後の 

2種免許取得 

筆記試験・実技試験に合格すると、2種免許の取得が可能 
6  定期的な更新 

安全運転実践 

試験合格後も、定期的な更新や安全運転の実践が必要 

 

 

 

特定技能の外国人が外免切替する際の注意点3つ

 

特定技能の外国人が外免切替する際の注意点には、以下のようなものがあります。

 

 

免許証交付まで数カ月かかる

申請書類が用意できている場合は、免許証交付までスムーズに進みますが、

 

技能確認が必要な国では時間を要するため、注意が必要です。

 

外免切替の審査予約をしてから審査まで、1~3カ月程度かかる場合がありますので、

 

運転免許証の有効期限には1カ月以上のゆとりをもっておくと安心でしょう。

 

 

外免切替試験の再受験は申請手続きが必要

外免切替試験が不合格であっても、6カ月以内であれば再受験が可能です。

 

ただ、再受験には、再度、日本語での申請手続きが必要であるため、

 

日本語を理解する力が求められます。

 

 

試験官が求める運転方法が必要

技能試験では、試験官が求める運転方法に準じなければなりません。

 

普段の運転方法=試験官が求める運転方法ではありませんので、

 

検定基準のしくみを理解しておくことが必要です。

 

 

 

まとめ

特定技能の外国人の運転免許の取得方法や、おすすめの免許の種類について、

 

ご理解深まりましたでしょうか。

 

国内のドライバーの仕事は、慢性的な人材不足に陥っているため、

 

特定技能の外国人の活躍の場がたくさんあることでしょう。

 

株式会社ジャパン・リリーフでは、「ベトナム人ドライバーの御紹介」のように、

 

外国人ドライバーのご紹介をしていますので、合わせて参考になさってください。

 

本記事を参考に、特定技能の外国人の方は、

 

日本でドライバー職に携わってきてはいかがでしょうか。