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ダンプなどのトラックにあおりが必要な理由とは?種類や劣化する原因を解説

  • トラックドライバー

ダンプなどのトラックにあおりが必要な理由をご存知でしょうか。また、「なぜ、劣化するんだろう」「劣化を防ぐ方法はないんだろうか」と困っていませんか。

 

本記事では、ダンプトラックの荷台のパーツの役割やあおりが必要な理由に加え、劣化する原因や防ぐコツを詳しく紹介しています。また、あおりを修理する方法や開閉作業の効率が上がるアイテムを紹介しているのが特徴です。

 

この記事を読むと、ダンプトラックに不可欠なあおりについて必要な知識を身につけられます。加えて、劣化を効果的に防ぐ日々のメンテナンス方法を実践することで、大きな事故を未然に防ぐことができるしょう。

 

ダンプトラックあおりについて知りたい人は、ぜひ読んでみてください。

ダンプなどのトラックのあおりが劣化したらどうすればいいの?

ダンプトラックには多くのパーツがありますが、劣化しやすい部分としてあげられるのが「あおり」です。あおりは荷物が落下したり転倒したりするのを防ぐ重要な役割を担っています。

 

それだけに非常に劣化しやすいパーツですが、放置しておくと大きな損害を出すことにもなりかねません。あおりが劣化したら早急に修理などの対応をすることが大切です。また、劣化を遅らせるためにも日々のメンテナンスも重要だといえるでしょう。

ダンプトラックの荷台に取り付けられているパーツとは?

ダンプトラックの荷台には様々なパーツが取り付けられています。そのひとつひとつが、安全面や効率的な作業を行う上で非常に重要なものです。

 

ダンプトラックを正しく操作・メンテナンスするには、荷台に取り付けられているパーツの役割を把握しておくことが不可欠だといえるでしょう。ここでは、ダンプトラックの荷台に取り付けられている主なパーツの役割を紹介します。

足かけ

荷台の上で作業する際に必要不可欠なのが「足かけ」です。荷台ステップとも呼ばれる足かけは、荷台の側面に設置されている金属製のステップです。

 

特に大型のダンプトラックの荷台は非常に高い位置に設置されており、足かけがないと昇降に危険を伴います。足かけを設置しておくことで、安全に荷台への昇り降りができるようになり安全に移動することが可能です。

コボレーン

ダンプトラックの荷台上部・側面から土砂などが飛散するのを防ぐパーツが「コボレーン(飛散防止装置)」です。ダンプトラックは土砂だけでなく産業廃棄物も運搬することから、搬送物が落下すると大きな事故につながります。

 

通常コボレーンは荷台の側面内側に収納しておくことが可能です。コボレーンは積載する運搬物に合わせて高さを調整することができるため、効率的に飛散を防ぐことができます。安全に土砂・産業廃棄物を運搬するには不可欠だといえるでしょう。

サイドガード

歩行者などの巻き込み事故防止を目的に設置されているのが「サイドガード」です。別名「巻込防止装置」とも呼ばれ保安基準第101条に定められており、違反すれば罰則対象となります。

 

ダンプトラックは普通自動車や軽貨物車などと比較すると、死角・内輪差が大きくなるのが特徴です。そのため、カーブに進入すると歩行者や他の自動車を巻き込む可能性が高くならざるを得ません。

 

サイドガードはダンプトラックの左右側面のタイヤの間に設置することで、タイヤ間の隙間を埋めています。痛ましい事故を未然に防ぐためにも、サイドガードは必要不可欠なパーツです。

 

出典:道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2006.03.27】〈第二節〉第 101 条(巻込防止装置等(巻込))|国土交通省
参照:https://www.mlit.go.jp/jidosha/kijyun/saimokukokuji/saikoku_101_00.pdf

プロテクタハシゴ

ダンプトラックの上部(鳥居)に上るために設置されているのが「プロテクタハシゴ」です。また「プロテクタ」と付いているように、ダンプトラックを守る役目もあります。

 

ダンプトラックの鳥居は非常に高い位置にあるため、メンテナンスなどの作業にはハシゴが必要です。プロテクタハシゴを荷台の先端側に設置することで、スムーズに昇降することができます。

ホイスト機構

ダンプトラックの荷台は上下に昇降しますが、その際にピストンの役割を担うのが「ホイスト機構」です。普段は荷台の下に隠れていますが、荷台が上がった時に見ることができます。

 

ホイスト機構が故障すると荷台の昇降ができなくなり、積み下ろし作業に多大な影響を与えかねません。なお、ホイスト機構には油圧式と電動式の2種類があります。

鳥居

荷台と運転席(=キャビン)の間に設置されているのが「鳥居」です。形が神社の鳥居に似ていることから、この名前が付けられています。

 

荷台に積載した積み荷が誤って崩れた際、運転席になだれ込んでくると大きな事故につながりかねません。鳥居はこのような事故を防ぐため、運転席をガードする形で設置されています。

メインフレーム

ダンプトラックの荷台にある骨格の部分が「メインフレーム」です。あおりや荷台全体を支える、ダンプトラックにおいて極めて重要なパーツだといえます。

 

頑丈に作られていますが、錆や腐食などによって強度が下がることも少なくありません。こういった事態を回避するためにも、定期的なメンテナンスや清掃が不可欠だといえるでしょう。

ヒンジ

あおりを閉めた状態で固定するパーツが「ヒンジ」です。あおりは頻繁に開閉すること、また閉めた状態ではしっかりと固定する必要があることから使用頻度が高くなります。

 

そのため、動作が鈍ったり故障しやすいのが特徴です。故障したまま荷物を積載して走行すると積載物の落失事故を引き起こしかねません。安全面においても重要なパーツであり、日々の点検が必須です。

デッキ

ダンプトラックの荷台の底の部分が「デッキ」です。デッキの語源は床や甲板を意味する英語の「deck」になります。ダンプトラックの荷台も平らであることから、この名称が付けられました。

 

デッキは積載物を積載する部分であり、その広さで積載量も変わるため積載効率の面でも非常に重要なパーツだといえるでしょう。また、サビや腐食を防ぐためにも、定期的な清掃・メンテナンスが必要です。

安全棒

ダンプトラックの荷台が急に落下するのを防ぐためのパーツが「安全棒」です。ダンプトラックの荷台はホイスト機構により昇降しますが、突然故障する可能性もゼロではありません。

 

万が一安全棒が設置されていないと、荷台が落下して大きな事故につながります。安全棒を設置しておけば、急に荷台が落下しても逃げるための時間を稼ぐことが可能です。なお、安全棒の数はダンプトラックの種類によって異なりますが、一般的には1~2本程度となります。

あおり

ダンプトラックの荷台の左右・後方の3面に設置されている枠が「あおり」です。あおりはダンプトラックに限らず、全ての平ボディのトラックに設置されています。

 

あおりは開閉式になっており、スムーズな積載物の積み下ろしには不可欠です。さらに、積載物の転倒・落失防止にも威力を発揮します。あおりにはフックが付いており、ロープをかけ固定することでより安全に搬送可能です。

 

また、あおりは荷台の積載量にも大きく関係しており、高く設置すれば多く設定できます。反対に低く設置すれば必然的に積載量は少なくなります。ただし、あおりの高さは自由に変更できるものではなく、構造変更手続きが必要です。

ダンプなどの平ボディトラックにあおりが必要な理由

荷台が平らな平ボディトラックにおいて、「あおり」は安全面・作業効率面で非常に重要なパーツです。なお、具体的には以下の役割を担っています。

 

・積載物の落下を防ぐ
・積載物の積み下ろしの際の労力を軽減する
・外観を美しくする

 

また、ダンプトラックで荷物を運搬する際に重要なのは次の事項です。
・運搬物を落下させない
・過積載に注意する

 

平台のトラックは多くの荷物が積載できますが、カーブに進入すると大きな遠心力が働き、荷物が落失しがちです。万一、落下させると大きな事故につながりかねません。

 

あおりを設置することで荷台に「壁」を設けることが可能となり、ロープをかけて固定することで積載物の安定度は飛躍的にアップします。つまり、あおりを設置することで安全性を高め、作業効率や見た目にも必要不可欠だといえるでしょう。

材質によるあおりの種類

あおりには大きく分けて4種類の材質があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。荷物を安全かつ効率的に運搬するには、素材の特徴を理解しておくことが不可欠です。

 

その上で、荷物の種類や作業効率などとマッチした素材のあおりを選ぶことが大切だといえるでしょう。ここでは、木製・ステンレス製・アルミ製・銅製の別にメリット・デメリット・特徴を紹介します。

木製あおり

壊れやすくデリケートな荷物を運搬する際に適しているのが「木製あおり」です。非常に珍しい素材ですが、他の素材と比較すると柔軟性が高いのが特徴です。

 

また、木製あおりは銅やステンレスなど金属製のあおりに比べて、荷物との摩擦が高くなります。そのため、金属など比較的滑りやすい荷物を積載しても、安定して運搬することが可能です。さらに、錆びないことも木製あおりの魅力だといえます。

ステンレス製あおり

非常に軽量で取り回しやすいのが「ステンレス製あおり」です。軽いだけではなく耐久性もあることから、積載量を大きくできるのも魅力だといえます。

 

アルミ製あおりとも比較されるステンレス製あおりですが、大きく異なるのはサビに対する強さです。ステンレスはキッチンシンクなどでも用いられるように、非常に錆びにくい素材であることから、海岸付近での作業にも適しています。

 

ただし、傷つきやすいのがデメリットです。そのため、ステンレス製あおりを用いる場合にはタッチアップなどで頻繁にメンテナンスすることが必須となります。

アルミ製あおり

様々な素材のあおりがある中で非常に人気が高いのが「アルミ製あおり」となります。ステンレス製と非常に似通った性質をもっており、軽量であるため女性や高齢のドライバーであっても扱いやすいのが魅力です。

 

また、アルミは耐久性にも優れていることから、ダンプトラック自体の重量も軽くなります。そのため、積載量が大きくなり多くの荷物を運搬することが可能です。ただし、傷がつきやすいため、重くて硬い運搬物には適さない側面もあります。

銅製あおり

平ボディのダンプトラックにオプションなどを付けない時、標準装備されているのが「銅製あおり」です。他の素材に比べて非常に重いのが特徴だといえます。

 

そのため取扱いには経験と慣れが必要ですが、非常に頑丈なため鉄製品をはじめとする硬くて重い荷物には適しています。ただし、錆びやすいことが銅製あおりのデメリットです。

 

したがって、銅製あおりを搭載したダンプトラックでは、防錆スプレーなどを用いて定期的にメンテナンスすることが欠かせません。

開き方によるあおりの種類

ダンプトラックで荷物を積み降ろす際、あおりが開かなければ作業効率は著しく低下します。土砂などを下す場合には、荷台をリフトアップしてあおりを開くことで効率的に作業を進めることが可能です。

 

あおりの開閉機能は非常に重要なものですが、開く箇所は背面だけではありません。作業性にマッチした開き方を把握するために、ここでは開き方によるあおりの種類について解説します。

複数方開タイプ

後方だけでなく左右も開閉できるのが「複数方開タイプ」のあおりです。なお、左右・後方が開くあおりのことを「三方開」と呼びます。

 

さらに、左右にあおりが2枚ずつ取り付けられている場合の呼び名は「五方開」、同じく3枚ずつ取り付けられている場合は「七方開」です。複数個所が開くあおりは、多方向から荷物の積み下ろしができるため、複数人での作業にも適しているといえるでしょう。

一方開タイプ

比較的小型車に多いのが「一方開タイプ」のあおりです。一方開タイプは古くから普及しているあおりであり、構造は非常にシンプルです。小型トラックの場合、一人もしくは二人で作業することが多いため、シンプルな構造のあおりが好まれる傾向にあります。

あおりのデザインの例

ダンプトラックは外観によっても人気に差が出ます。とりわけ、あおりはダンプトラックのデザインを決定づけるパーツであり、人気デザインのあおりは非常に高額です。

 

好みのデザインのあおりに交換することで、仕事に対するモチベーションをアップさせているドライバーも少なくありません。ここでは、人気のあるあおりのデザイン例を紹介します。

船底

「船底」と呼ばれるデザインのあおりは、底が内側に窪んで角度があるのが特徴です。あおりに角度がついていることで、リフトアップしてあおりを開いた際、土砂が落ちやすくなります。そのため、土砂を運搬するドライバーに人気のあるデザインです。

額縁

ドライバーからの根強い人気を誇っているのが「額縁」です。その名のとおり、絵画の額縁のように、あおりの周辺を縁で囲んだデザインが魅力的だといえます。したがって、安全面に加えてお洒落さを求めるドライバーから人気を集めているのが「額縁」だといえるでしょう。

面一(つらいち)

「画一」と書いて「ツライチ」と読むあおりも、非常に人気の高いデザインです。その名のとおり面一はあおりの表面に凸凹は一切ありません。そのため、派手さよりもシンプルさを好むドライバーから多くの人気を集めています。

板チョコ

あおりの表面が凸凹しており、その形状から名付けられたのが「板チョコ」です。デザイン性に優れているだけでなく、比較的軽いのも人気の秘密だといえます。したがって、デザイン性に加えて車両総重量を抑えたいドライバーにおすすめです。

あおりが劣化する原因

形あるものは劣化しますが、あおりも例外ではありません。特に、雨風の中などの過酷な条件下でも走行するダンプトラックでは、あおりが劣化するのも必然だといえます。

 

あおりの劣化に苦労するドライバーも少なくありません。効果的な対策を講ずるには、まず原因を特定することが大切です。ここでは、あおりが劣化する原因について紹介します。

積載物と合わない特性をもつ素材だった

ここまで紹介してきたとおり、あおりにはステンレスやアルミなど様々な素材があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、一概にどれが優秀だと決めることはできません。

 

しかし、素材によっては積載物のもつ特性と合わない場合があります。例えば、ステンレス製のあおりはサビに強く衛生面でもメリットがあるため食品の運搬に適しているのが特徴です。

 

その反面、傷つきやすい素材であるため金属など堅い素材の運搬物にはマッチしません。あおりを選ぶ際には、積載物との相性をチェックしておくことも大切です。

サビができた

鉄素材のあおりで起こりやすいのが「サビ」です。荷台が赤黒くかすれてしまうサビは、ドライバーの悩みの種だといえるでしょう。サビは金属が酸化して起こる現象です。

 

とりわけ、海岸沿いなどでの作業は潮風にさらされやすく、サビによる変色・劣化が進みやすい傾向にあります。少しのサビだからといって放っておくと、すぐに周辺が酸化し広がってしまうため注意が必要です。

時間の経過によるもの

時間の経過とともに確実にあおりは劣化します。とりわけ、過酷な条件下で使用するダンプトラックの経年劣化は、一般の車両よりも速いスピードで進むことも少なくありません。

 

先に紹介したサビは当然として、傷や風力による歪みも経年劣化を早める原因です。さらに低床型のトラックの場合だと地面とあおりの距離が近いため、路面状況の悪い道路では底の部分を擦ってしまうことも少なくありません。

あおりの劣化を防ぐコツ

あおりの劣化の原因は先に紹介しましたが、劣化を防ぐにはどうすればよいのでしょうか。劣化をそのままにしておくと、そのスピードは確実に早まります。

 

劣化を防ぐには日々の適切なメンテナンスが必要です。ここでは、あおりの劣化を防ぐための基本的なコツについて解説します。

  • こまめに手入れをする
  • 素材を選ぶ時に気を付ける

こまめに手入れをする

ダンプトラックの劣化対策は、日々の地道なお手入れが基本です。具体的には、以下のお手入れ方法を乗車後に続けましょう。

 

・汚れを放置しない
・ドライな状態を保持する
・必要に応じてメンテナンスキットを用いる
・丁寧に作業する

 

泥などの汚れを放置していると酸化が進み、サビの原因になりかねません。また、雨風や水滴も劣化を早める原因となります。乗車後は汚れを落とし、水滴はしっかりと拭き取ることが劣化対策には重要です。

 

最近ではメンテナンスキットも充実しています。必要に応じて「荷台シャンプー」「防サビスプレー」を用いることで汚れを落としやすく、サビの進行を防ぐことが可能です。

 

また、作業中も丁寧に荷物を積み降ろせば、無駄な傷をつけることもありません。丁寧な作業もあおりの劣化防止には不可欠であることを心得ておきましょう。

素材を選ぶ時に気を付ける

あおりの劣化を防ぐには、積載物とあおりの素材の相性を考慮することが大切です。あおりの素材の種類については先に紹介しましたが、それぞれに特性があり積載物との相性が存在します。

 

・鉄製(銅):強固で硬くサビ対策が必要
・木製:滑りにくくサビとは無縁
・ステンレス:柔らかくサビがつきにくい

 

石類や廃材など硬くて重い積載物は鉄製のあおりが適していますが、木製・ステンレスだと不安が残ります。食品系であればステンレスのあおりが向いているでしょう。

 

また、金属類・廃家電・スクラップ類には木製が有効ですが、土砂には向いていません。つまり、積載物とあおりの素材の相性を考慮することで、無用な劣化を防ぐことにつながります。

あおりを修理する方法

あおりを修理するには「業者に依頼する」もしくは「自分で修理する」の2つの方法が考えられます。軽微なものであれば自分で修理可能ですが、大きく劣化している場合だと業者に依頼する方が安全です。

 

いずれにしても、あおりが劣化したままだと大きな事故にもつながりかねません。早期に修理することが大切だといえるでしょう。ここでは、あおりを修理する方法を紹介します。

業者に依頼する

業者にあおりの修理を依頼するメリットは、仕上がりが丁寧である点です。また、あおりを交換する場合などは業者でなければ対応できません。

 

ただし、整備工場などに修理を依頼すれば、パーツの取り外し・取付けなどの作業工賃が発生します。さらに、今後劣化や故障が予測される部分まで修理が拡大するケースも少なくありません。

 

そのため、修理費が大きく予算をオーバーする場合もあります。業者に依頼する場合は予算を明確にするとともに、事前に見積もりを取っておくことが大切です。

自分で修理する

あおりを自分で修理するメリットは、コストを低く抑えられる点です。作業工賃は必要ないため、基本的にはパーツ代しかかかりません。

 

蝶番・蝶番ピン・受け金・あおりハンドルなどは、パーツさえ購入すれば簡単に自分で交換できます。本体の歪みであれば、ハンマーで叩くことで微調整可能です。

 

ただし、あおり自体の交換や溶接を必要とする修理は安全面に関わり、専用工具が必要となる場合もあるため業者に依頼する方が無難でしょう。

あおりの開閉作業の効率が上がるアイテムとは?

あおりは荷物の積み下ろし作業に大きな影響を与えるパーツです。あおりを開閉する際、硬いもしくは重いと作業効率は著しく低下します。

 

こういった状況に対処するには、あおりの開閉作業の効率をあげるアイテムが必要不可欠です。ここでは、あおりの開閉作業の効率が上がるアイテムについて紹介します。

セイコーラック

あおりの開閉補助装置として、多くの人々に愛用されているのが「セイコーラック」です。セイコーラックは、バネの力を利用してあおりの開閉をサポートすることを目的としています。そのため、女性や高齢のドライバーであっても簡単にあおりの開閉が可能です。

 

セイコーラックには大型車にマッチするなら「SRU型」、中・小型車・低床車であれば「SRN型」が適しています。車の大きさによって開閉補助の能力が異なるため、取り付ける車の大きさにマッチしたセイコーラックを選びましょう。

スーパースケットマックス

大型のダンプトラックなどのあおりに装着して開閉を軽くするアイテムが「スーパースケットマックス(あおり戸開閉補助装置)」です。あおりへの加工など必要とせず、ボルト止めするだけで装着できるシンプルさも大きな魅力だといえるでしょう。

 

1枚のあおりにつき2~3個装着するだけで、片手で開閉することも可能です。ただし、塗装しているあおりだと目立ってしまうため、カラースプレーなどで目立たなく塗装する必要があります。

アオリバランサー

圧縮スプリングの力であおりの開閉を楽にしてくれるのが「アオリバランサー」です。バリエーションも豊富で、使用するダンプトラックのサイズにマッチしたものを容易に見つけることができます。ただし、耐用年数が他のアイテムよりも短いのがデメリットです。

あおりの効果をあげる飛散防止装置って?

飛散防止装置とは別名「コボレーン」とも呼ばれ、あおりに取り付ける装置のことを意味します。砂利や土砂などを運搬する場合、積載物が落下したり飛散したりすることがあり非常に危険です。

 

飛散防止装置とは、積載物が落下・飛散するのを防ぐ「防止ネット」としての役割があります。コボレーンとはまさに、荷台から積載物が「こぼれ落ちる」のを防ぐとの意味で名付けられました。

 

砂利・土砂など粒が小さく風などで飛散する可能性がある積載物の場合、飛散防止装置は必要不可欠です。ただし、積載物が飛散しないものであれば、無理に飛散防止装置を用いる必要はありません。

ダンプなどのトラックのあおりが劣化する原因や防ぐコツを知っておこう

ダンプトラックのあおりは、荷物の落下や転倒を防ぐことを目的とした必要不可欠なパーツです。常に使用するパーツだけあって、サビや劣化が激しく放置しておくと大きな事故にもつながりかねません。

 

不測の事態を避けるには、あおりが劣化する原因や防ぐコツを正しく理解して、日々丁寧にメンテナンスすることが大切です。また、劣化を見つけた場合には放置せず、至急修理することも重要だといえるでしょう。