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トラックの運転席はどうなっている?特徴や最新装置も合わせて紹介- 株式会社ジャパン・リリーフ

  • トラックドライバー

「トラックの運転席はどうなっているのかな?」
「乗用車とトラックの運転席はどこが違うの?」
「トラックの運転席まわりの最新装置について教えてほしい」
このように、トラックの運転席に関する疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。

 

本記事では、トラックと乗用車の運転席の違いや、トラックの運転席まわりに装備されている装置に関することなどを詳しく紹介しています。

 

この記事を読むことで、トラックの運転席に関する知識が増えるでしょう。また、トラックと乗用車の違いや、どんな最新装置が備わっているのかなどの疑問も解決します。

 

トラックの運転手としてこれから働く予定のある方はもちろん、トラックに興味がある方もぜひこの記事を読んでみてください。

乗用車とトラックの運転席の違いとは

乗用車とトラックの代表的な違いは車体の長さやエンジン、運転装置の大きさと構造などです。

 

トラックは角を曲がる時の内輪差が乗用車よりも大きいため、特に交差点での右左折時には歩行者などを巻き込んでしまわないように、大回りで曲がらなければなりません。

 

また、乗用車より死角が多く走行中の車線変更では車体が長い分、後方の車との間隔をしっかり確かめなければ接触事故も増えてしまうため、トラックを運転する際にはより注意が必要です。

 

その他にも、車内や運転席まわりにいくつか違いがあるので、これから詳しく解説していきます。

高い位置に運転席がある

トラックの運転席の高さは乗用車よりも高い位置にあり、通常のセダンタイプだと目線の高さは1.2mほど、ワンボックスカーの場合1.8mほどの高さとなっています。

 

それに対し、大型トラックの運転席の高さは2.4mほどで、乗用車の約2倍の高さです。

長時間でも快適に運転できる仕様

エアを重点にしてゴム製のパーツを使用した衝撃吸収システム、エアーサスペンション(エアサス)のおかげで、快適な長距離運転を可能にしているのもトラックの特徴です。

 

エアサスは長時間運転を想定したトラックのほとんどに採用されており、運転時の衝撃や振動を柔らかく抑えてくれています。

運転席内に寝台付き車両もある

中型や大型トラックの運転席の後ろには、幅60cm×長さ210cmほどの寝台がついている車両もあるため、1人で車中泊する場合は快適に休憩をとることも可能です。

 

寝台のサイズに合った折りたたみ式の高反発マットレスやクッションなどの寝具、断熱や遮光できるカーテンを準備しておくと、より快適に過ごせます。

 

トラックの運転席が高い位置にある理由

トラックの運転席が高い位置にあるのは、見晴らしがよくなり上から見下ろすような見方になるため、長時間運転しても疲れにくく快適に過ごせるからです。

 

また、トラックは運転席の真下にエンジンが装備されており、乗用車より数倍の排気量のエンジンが必要となるため、運転席が高くなっています。

 

なお、乗用車からトラックに乗り換える場合は前方直下など死角が増えることから、運転席の高さに慣れるまで時間を要する可能性もあります。

トラックの運転席まわりの最新装置

トラックの運転席まわりにはミリ波車間クルーズや車線逸脱警報装置など、さまざまな最新装置が搭載されています。ここからは5つの最新装置について、詳しく説明していくので、トラックを運転する際に役立ててください。

ミリ波車間クルーズ

ミリ波車間クルーズは設定した車間距離を維持できるように加速と減速だけでなく、発進と停止も含めた全車速域を制御し、ドライバーの疲労を軽減すると同時に安全運行のサポートもしてくれる装置です。

 

あらかじめ車間距離を設定しておくことで割り込みをいち早く察知し、高速道路の渋滞などによる低速走行時のブレーキとアクセル操作の手助けをしてくれます。

バックアイモニター・サイドビュー

サイドビューは死角が見え、バックアイモニターと併せて車両周辺の状況を明確に把握できる安全運転サポートシステムです。

 

助手席側の死角となる左前方をディスプレイに表示させたい場合は左ウィンカーを操作し、後方の様子を確かめたい場合はバックギアを入れてください。

自重計

自重計はトラックの荷台の下に取り付けることで、積載重量を自動で測定してくれる装置です。

 

なお、年一回の定期点検と、過積載防止の観点から取り付けが義務付けられています。積載量がオーバーしてしまうと罰則を課せられるので、自重計は必ず取り付けましょう。

 

出典:過積載は、荷主にも罰則が適用されます!!|国土交通省
参照:https://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/gifu/yusou/kamotsu/kasekisai.pdf

DPD堆積量スイッチ

DPD堆積量スイッチはトラックの排気ガス中の粒子状物質を綺麗にするための装置で、正確に操作しなければ最悪の場合、トラックが走行不能になってしまう恐れもあります。

 

DPDフィルターに一定量の粒子状物質が堆積されると音声警報が鳴り、スイッチを押すようオレンジ色に点滅するので、その指示に従いDPD堆積スイッチを押してください。

車線逸脱警報装置

車線逸脱警報装置は60キロ以上のスピードで意図せず白線に近づくと、ディスプレイに警告ランプを表示してくれます。

 

国交省は平成29年11月1日~車両総重量3.5t超のトラックを対象に、22t超の大型車から順次、高速道路を走行するトラックに対する車線逸脱警報装置の装備義務付けを開始しました。

 

出典:「4-1. バス及びトラックへの車線逸脱警報装置の装備義務付け」|国土交通省
参照:https://www.mlit.go.jp/common/001060138.pdf

トラックの運転席をより快適にしよう

乗用車よりも運転席の位置が高いトラックは視界が大きく異なるため、運転のコツを掴むまでは大変かもしれませんが、慣れてしまえばトラックは長時間運転に最適な乗り物です。

 

快適に過ごすためにも、乗用車とトラックの違いをしっかり理解し、運転席まわりの最新装置の使用方法をきちんと把握してください。

 

また、長距離運転をより快適にするためにマットレスやカーテン以外にも、24V対応のトラック用ポットや携帯用トイレなども準備しておくといいでしょう。

 
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