「トラック運転手はやめとけ」と言われる8つの理由!転職する時の注意点も紹介- 株式会社ジャパン・リリーフ
- トラックドライバー
「求職中で、トラック運転手の募集見て迷ってる。」
「トラック運転手の仕事はきついって本当?」
「トラック運転手はやめとけって言われた。なぜ?」
このように、トラック運転手を目指そうとして周囲から色々言われた、噂を聞いたという人は多いのではないでしょうか。
この記事では「トラック運転手はやめとけ」と言われる理由についてや、トラック運転手に転職するとしたらどのようなポイントに注意すればよいのかなどの注意点を紹介します。
この記事を読むことで、トラック運転手の仕事が反対されがちな理由や、きついと言われている理由について把握できるでしょう。転職する際の注意点も把握できるため、不利な転職をする可能性が低くなります。
トラック運転手への就職・転職を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
「トラック運転手はやめとけ」と言われる8つの理由とは?
「トラック運転手はやめとけ」という言葉を聞いたことはないでしょうか。トラック運転手という職業に対して、楽な仕事ではないと考えている人が多いのでしょう。
ここでは、トラック運転手はやめとけと言われるようになってしまったのはなぜなのか、8つの理由を見ていきましょう。
- 給料が低いイメージがある
- 労働時間が長いイメージがある
- 交通事故のリスクがある
- 生活が不規則になる可能性がある
- トイレに行きたい時に行けない
- 飲みたい時にお酒が飲めない
- 荷物の積み下ろしが大変
- 世間がトラック運転手に持つイメージのせい
1:給料が低いイメージがある
トラック運転手と言うと長距離トラック運転手を想像しがちで、長時間拘束されるのに対して給料が見合っていない、とよく言われてきたことからでしょう。
経営状況が悪化した際にトラック運転手の給料が削られる場合があること、また競争のために運賃を下げあってしまうことから、トラック運転手の給料は低く見られがちです。
しかし実際のトラック運転手の給料は、全日本トラック協会の「平成23年版トラック運送事業の賃金実態」によると平均で月34万円~37万円と、それほど低い訳ではありません。
出典:平成23年版トラック運送事業の賃金実態|公益社団法人 全日本トラック協会
参照:https://jta.or.jp/chingin_23_04.html
2:労働時間が長いイメージがある
トラック運転手と言われると、長距離トラックを想像してしまわないでしょうか。長距離トラックはその特徴から、労働時間が長時間になることは確かです。
しかし、トラック運転手は長距離トラック運転手だけではありません。もっと短距離を運ぶトラック運転手もいます。労働時間が長めのトラック運転手がいることは事実ですが、全てのトラック運転手の労働時間が長いという訳ではありません。
そして、長距離トラック運転手は労働時間が長い分、給料も高めとなっています。
3:交通事故のリスクがある
トラック運転手は運転することが仕事であるため、仕事時間の多くを運転に費やします。そのため、通勤や余暇でだけ車に乗る人よりも、交通事故にあうリスクが高いでしょう。運転時間が長ければ長いほど、交通事故にあうリスクが高くなってしまうためです。
交通事故は、自分が気をつけていれば起こらないというものではありません。他の車の事故に巻き込まれることもあるでしょう。交通事故のリスクの高さが、トラック運転手のデメリットであることは確かです。
4:生活が不規則になる可能性がある
トラック運転手は夜間に運転する機会が多いため、不規則な生活を送っているというイメージも多いのではないでしょうか。
長距離トラック運転手ならば、長い距離を配送するために昼夜問わず運転を続け、車中泊することが珍しくありません。長距離トラック運転手でなくても、ルート配送でより車の少ない夜間に配送するというケースもあるでしょう。
しかしこれは、トラック運転手に限りません。夜間勤務の必要がある職業は、生活が不規則になる可能性があります。
5:トイレに行きたい時に行けない
トラック運転手はよく、行きたい時にトイレに行けないというストレスや悩みを持っています。
これは、運転しているトラックの車体が大きく、たとえトイレを利用できるコンビニ等があったとしても、トラックの入れる駐車場が完備されていなければ利用できないことがあるためです。また、渋滞に巻き込まれれば、よりトイレに行くことが困難になります。
常に気軽にトイレに行ける訳ではないことから、トイレに関する悩みやストレスがあることが、トラック運転手の悪いイメージに繋がっているでしょう。
6:飲みたい時にお酒が飲めない
他の仕事ならば、仕事の前日に多少深酒をしても、車を運転しなければ問題ないということもあるでしょう。しかし、車を運転する時にお酒を飲んではいけない、というのは常識です。
トラック運転手の場合は当日の飲酒はもちろん、前日の深酒が当日の数値となって出てしまうことがあるため、仕事のない日でも飲みすぎに注意する必要があります。
お酒好きの人にとっては、飲酒に制限のかかるトラック運転手はきつい仕事になってしまいます。
7:荷物の積み下ろしが大変
トラックで運ぶ荷物の中には手積み手降ろしが必要な荷物もあり、時には重い荷物を積み下ろす仕事が発生する「でしょう。
大型トラックならば、フォークリフトを使って荷物の積み下ろしをすることが多くありますが、荷物の種類によっては手積み手降ろしになる場合もあります。体を使う仕事になってしまうため、負担がかかった腰や膝を痛めてしまう、ということもあるでしょう。
8:世間がトラック運転手に持つイメージのせい
トラック運転手はやめとけと言われる最たる理由は、世間一般の人がトラック運転手に持っていた3K(きつい・汚い・危険)のイメージの影響でしょう。
確かに、トラック運転手は3Kの仕事の1つと言われていたことがあります。トラック運転手にもメリットはありますが、3Kのイメージだけが根強く残り、現在でもあまりよいイメージがないという人が多いのでしょう。
運送業界で人手不足が深刻な問題になっている現在、トラック運転手の労働環境も改善傾向にありますが、そちらのイメージはなかなか浸透していないようです。
運送業界のブラック企業について
どのような業界にもブラックと呼ばれる企業がありますが、運送業界にはブラック企業が多いと言われています。
もともと長時間労働になりやすい仕事であることに加え、荷主や元請けの都合によって拘束時間が長くなる可能性があること、運転手が人手不足の傾向にあり、多くの仕事を担当せざるを得ない場合があることなどが理由でしょう。
運送業界の中でも、大手ではなく下請けをする中小の運送会社の方が、ブラック企業の可能性が高くなると言われています。
トラック運転手に転職する時の注意点
ここからは、トラック運転手に転職しようか検討している際に、気をつけたい注意点について紹介します。
トラック運転手は、世間一般で思われているような悪いイメージだけの仕事ではありません。しかし中にはブラック企業もあるため、転職時には注意が必要です。
トラック運転手への転職を検討している方は、これらの注意点を参考にしてみてください。
自身の健康状態を把握しておく
トラック運転手は人手不足であることから、年齢不問で募集されていることが多いです。しかし、これは「健康な人なら」という前提があることに注意してください。持病を持っている方は、持病によってはトラック運転手になれない可能性があります。
とくに視力や循環器系に問題のある方、腰を痛めている方は注意が必要です。事故を起こすリスクを高めたり、悪化させたりしてしまう可能性があるためです。もし持病がある場合は、面接時に正直に伝えましょう。
楽な仕事ではないことを理解する
トラック運転手という仕事にもメリットはあると解説してきましたが、トラック運転手は体を使う仕事であることから、決して楽な仕事ではないことは理解して転職する必要があります。
トラック運転手はやめとけと言われていたような状況は、時代が変わり人手不足が深刻になる中で改善に向かっている部分もあります。しかし基本的に他の仕事よりも長時間の仕事になりやすいこと、トラック運転手特有の悩みやストレスがあることは知っておきましょう。
情報収集をして企業を見極める
トラック運転手に限りませんが、転職したい企業について情報収集し、本当に転職してよいかどうかを見極めましょう。給与や福利厚生といった待遇面を調べることはもちろん、求人情報の掲載頻度や取引先、会社のトラックの状態も調べてみてください。
求人を出す頻度が高ければ、人がいつかない企業の可能性があります。取引先を見ることで、どのような荷物をどこまで運んでいるのかおおよそ知ることができるでしょう。
会社のトラックがピカピカならば整備がしっかり行われているということで安心できますが、ボロボロだった場合は注意が必要です。
「トラック運転手はやめとけ」と言われる理由を理解しよう
「トラック運転手はやめとけ」と言われることには、いくつか理由があります。しかし、人によってはとくにきつい理由ではない場合があり、現在では状況が変わっている理由もあります。
トラック運転手への転職を検討している方は、世間に昔からあるイメージではなく、実際のトラック運転手の仕事内容や待遇について調べてみましょう。
この記事で紹介した転職する時の注意点についても、ぜひ参考にしてみてください。