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冷凍車ドライバーはきついって本当?仕事内容や注意点もあわせて紹介

  • トラックドライバー

「冷凍車ドライバーの仕事に興味があるけれど、きついって本当?」
「冷凍車ドライバーとして働くにあたっての注意点を知りたい。」
配送業の仕事を検討しているものの、冷凍車ドライバーの仕事について不安に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

この記事では、冷凍車ドライバーの仕事内容や平均給料についてわかりやすく紹介しているほか、仕事をする上で必要な資格や実際に働く上での注意点についても解説しています。

 

この記事を読むことで、冷凍車ドライバーの職業についてのイメージを明確に持つことができるでしょう。

 

冷凍車ドライバーとして働くことを検討されている方は、ぜひこの記事をチェックし、就職・転職活動の参考にしてください。

そもそも冷凍車とは?

冷凍車を運転するのが冷凍車ドライバーですが、そもそも冷凍車とはどのような車両を指すのでしょうか。

 

冷凍車とは、冷凍食品や生鮮食品など温度管理を必要とする商品を運搬するため、荷台に冷却機能を装備し、長時間の保温を可能とした車両のことです。冷凍車という特殊な車両を扱うため、一般的なドライバーとは仕事の内容や注意点など異なる点が多くあります。

冷凍車の種類

冷凍車は保温する温度の違いによって、中温車と低温車に分かれます。

 

中温車は、目安としてマイナス5度前後までの冷却が可能な車両で、主に精肉や鮮魚の運搬に使用されます。

 

その一方で低温車は、マイナス25度前後までの冷却が可能な車両で、冷凍食品やアイスクリーム、傷みやすい鮮魚などの運搬に活躍します。

冷蔵車との違い

冷凍車と同じく荷台の保温機能を備えた車両として冷蔵車があります。冷凍車と冷蔵車の違いは、保管温度にあります。前述の通り、冷凍車の保管温度がおよそマイナス5~25度前後なのに対して、冷蔵車の場合は5度前後となります。

 

保管温度や時間に違いがあるため、冷凍車と冷蔵車では積荷の種類や仕事の内容が異なります。一般的に、冷凍車の方が車両価格が高いことも特徴の一つです。

冷凍車ドライバーの主な仕事内容

冷凍車ドライバーの主な仕事内容としては、市場や農家に出向いて加工前の食品を運搬するケースが多いです。そのため、スケジュール通りに目的地まで正確・安全に運搬する運転技術が求められます。

 

また、生鮮食品を扱うために清潔感のある身なりを心掛けたり、早朝や深夜の勤務も多いために体調管理を万全にしたりすることも必要となります。

冷凍車ドライバーの平均給料

冷凍車ドライバーとして働くにあたり、やはり気になるのが給料です。

 

2021年度版トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態(公益社団法人 全日本トラック協会)によると、特積と一般を合わせた男性運転者全体では、年間賞与の1カ月平均額を加えた平均月額賃金で389,200円となっています。

 

また、令和3年賃金構造基本統計調査によると、全国平均賃金(年収)で463.2万円となっています。

 

上記を総合すると、平均年収としてはおよそ460万円前後となるようです。

 

出典:2021 年度版トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態(概要版抜粋) | 公益社団法人 全日本トラック協会
参照:https://jta.or.jp/wp-content/themes/jta_theme/pdf/chingin2021bassui.pdf

 

出典:トラック運転手 – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(日本版O-NET)
参照:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/477

冷凍車ドライバーの仕事はきついって本当?

配送業の中でも冷凍車ドライバーとなると、仕事がきついというイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。ここからは冷凍車ドライバーのきつい点について、2点紹介します。

時間厳守や温度管理など求められるものが多い

運送業ということで時間厳守はもちろんのこと、厳密な温度管理を求められます。冷凍食品や生鮮食品を扱う以上、これらの管理を徹底することが必須となります。こちらは精神的なプレッシャーが大きいと言えるでしょう。

手積みがある

冷凍車のサイズにもよりますが、4t以下の冷凍車の場合には手積みをすることが多くなります。積み下ろし作業をしなくてはならないため、こちらは肉体的にきついと言えるでしょう。

冷凍車ドライバーに必要な資格は?

冷凍車ドライバーとして働くために必要な資格は、運転する車両によって異なります。軽の冷凍車両であれば普通免許、2tや3tの車両であれば中型免許、10t車などの大型車両であれば大型免許が必要になります。

 

また、積み込みや積み下ろしの際にパレットを使うことがあるので、フォークリフト免許が必要な場合もあります。

 

必ず運送会社の募集要項をチェックして、必要な資格について確認しましょう。

冷凍車ドライバーとして働く注意点は?

特殊な車両である冷凍車を扱うため、冷凍車ドライバーとして働く際には一般的な配送ドライバーとは異なる注意点があります。ここからは、冷凍車ドライバーとして働く際の注意点を3点紹介します。

配送中はエンジンを切れない場合もある

冷凍車にとって大切なことは、積荷の温度を一定に保つことです。そのため、温度管理のためにエンジンを切れない場合があります。具体的には積荷を降ろす時や休憩時が該当します。

 

しかし、冷凍のシステムによっては必ずしも切れないという訳ではありません。冷凍車によっては冷却のために別のエンジンや発電機を搭載している車種もあり、この場合は車両本体のエンジンを切っても保温に問題はありません。

冷凍車の定期的なメンテナンス

冷凍車は冷却機能が重要であるため、常に最適な冷却ができるように定期的なメンテナンスが欠かせません。特に重要部品であるドレンホースが破損すると冷却機能が失われてしまうため、水洗いや破損のチェックを怠らないようにする必要があります。

 

冷却機能が失われて温度管理に失敗した場合は、損害賠償問題に発展してしまう可能性もあります。そのためにも日常的なメンテナンスが必須となります。

より高い運転意識が必要となる

冷凍車の積荷は生鮮食品や冷凍食品といったデリケートなものばかりです。そのため、一般的な配送以上に高い運転意識が必要となります。特に、急発進や急ブレーキ、急ハンドルといった「急」がつく運転行為は控えなくてはいけません。

 

荷室にうまく冷気を循環させるためには、積荷にある程度のスペースを設けることが必要となります。そのためにも優しく丁寧な運転技術が求められます。

冷凍車ドライバーに向いている人の特徴

冷凍車ドライバーに向いている人の特徴として、細かいところに気を遣うことができる点が挙げられます。生鮮食品や冷凍食品を取り扱うため、衛生管理に細心の注意を払うことが必要です。

 

また、運転だけでなく自ら荷積みを行うことも想定されるため、体力に自信がある方も適性があると言えるでしょう。

 

さらに、自動車や機械に関する興味関心・知識が深い方も向いています。車両のメンテナンスは専門家に任せるべきですが、ドライバー自身が精通していることで、トラブルを未然に防げるほか、仮にトラブルが起きても最小限の被害で食い止めることができます。

冷凍車ドライバーへ転職するコツ

冷凍車ドライバーの仕事を探す際のポイントは、求人情報、特に休日制度と資格取得制度を丹念にチェックすることです。

 

運転や手積みなど冷凍車ドライバーには体力が求められるため、疲れを取るにはしっかりと休息をとることが大事です。そのため、しっかりと休日を設けているか、無理な勤務体制になっていないかをあらかじめ確認しましょう。

 

また、配送ドライバーとして未経験の方であれば、資格取得制度が充実している会社を選ぶことも大切です。

 
関連記事:「ドライバーへの転職におすすめの転職サイト10選!職種別平均年収もあわせて紹介」

冷凍車ドライバーの仕事を理解しよう

冷凍車ドライバーという職種について、仕事の内容や平均給料、仕事をする上での注意点などを紹介しました。

 

通常の配送ドライバーとは違う冷凍車ドライバーという特殊性を理解することがとても重要となります。時間厳守や温度管理などを求められるなど「きつい」と感じることもありますが、その分責任感ややりがいを感じることができるでしょう。

 

ぜひこの記事を参考に、冷凍車ドライバーとして働くことを検討されてみてはいかがでしょうか。