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運送業の志望動機の例文を紹介!未経験者が書くべき内容もあわせて解説

  • トラックドライバー

「未経験から運送業界に転職したい」
「履歴書や面接では、志望動機をどう伝えればいいのだろう」
「運送業で活かせる強みを見つけたい」
このように、運送業界へ転職するにあたって、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、運送業界の志望動機を作る際に企業が注目するポイントから、未経験の方が志望動機に入れるべき強みや例文まで紹介しています。

 

まったく違う業界でも、転職の際にアピールできるポイントは多くあります。この記事を読むことで自分自身の強みを見つけて、運送業界へ転職するための第一歩を踏み出すことができるでしょう。

 

ドライバー未経験者・経験者それぞれに向けた例文だけでなく、例文を使うことによる注意点まで書いているため、ぜひチェックしてみてください。

運送業の志望動機で見られるポイントは?

志望動機は、面接などで伝える機会があるでしょう。ここでは、運送業界で重要視される志望動機のポイントを6つ紹介します。

 

すべての業界に共通するものや運送業界ならではのものもあるため、ぜひチェックしてみてください。

  • 社会人としての常識やマナーがあるか
  • 長く働いてくれるか
  • トラックドライバーに向いているか
  • コミュニケーション能力に問題がないか
  • 真面目で素直な人柄か
  • 一人でも真面目にミスなく働いてくれるか

社会人としての常識やマナーがあるか

いくら人手不足の業界とはいえ、誰でも雇ってくれるわけではありません。基本的な常識やマナーは身に付けておく必要があると言えるでしょう。

 

志望動機の内容だけでなく、応募時の電話やメールの対応、面接時の挨拶や受け答えなども企業は見ています。相手に失礼のないように心がけてください。

長く働いてくれるか

どの企業も短期間で辞めてしまう人より、長く働いてくれる方を求めています。採用してすぐ辞められてしまうと、入社までの手続きや新人教育の手間など、企業側の労力が無駄になるからです。

 

また、ドライバーが一人減ると運べる荷物の量が減ってしまい、売上の増減にも直結します。そのため、長く戦力として働ける方を採用したいと考える企業が多いと言えるでしょう。

トラックドライバーに向いているか

トラックドライバーとはトラックを運転して、物を運ぶことを仕事にしています。そのため、基本的には運転が好きな人が向いています。運転する際は基本的に一人のため、一人が苦にならない方もトラック運転手の素質があると言えるでしょう。

 

また、お客さんの大事な荷物を運ぶため、安全運転や丁寧な運転ができる方も向いています。ゴールド免許などを持っている方は、安全運転の実績として志望動機に盛り込んでみるのもいいでしょう。

コミュニケーション能力に問題がないか

運送会社は基本的に「荷主」と呼ばれる顧客から依頼を受けて、荷物を配送します。そのため、積み込み先や配送先は客先であることがほとんどです。

 

ドライバーは運送会社の代表として、客先に向かっているため、積み込み・荷下ろし時の挨拶や対応を失礼のないように行うことが求められます。

 

挨拶をしない、積み込み・荷下ろし時のルールやマナーが守れない方がいると、会社自体の信頼に関わるため、企業側も面接時の態度からチェックしています。

真面目で素直な人柄か

言われた通りに仕事を覚える、分からないところがあれば質問するなど、素直な受け答えや仕事に向き合う態度は、どの業界でも重要です。

 

特に運送業界では、荷主がダイレクトに仕事をする姿を見ることになります。真面目な仕事ぶりが次の仕事やドライバーの指名につながるなど、プラス面も多くあります。

一人でも真面目にミスなく働いてくれるか

トラックドライバーは、会社を出てから仕事を終えて戻ってくるまで基本一人です。そのため、上司や会社が直接管理できない部分も多くあります。

 

荷物を破損させてしまった、行き先を間違えてしまったなど、ミスが起こってしまうこともありますが、あまりにも高い頻度で起きると、荷主だけでなく社内での信頼も失ってしまいます。

 

また、ドライバーは交通事故などの危険とも常に隣りあわせです。万が一の事態が起こらないよう、誰かが見ていなくても真面目に仕事をする姿勢が重要だと言えます。

運送会社や職種によって求められるものは異なる

トラックドライバーという仕事は同じでも、運ぶものが違えば適性も大きく違います。コミュニケーション能力が必要な仕事、正確なフォークリフトの操作が必要な仕事、体力が必要な仕事など、求められる能力はさまざまです。

 

志望動機を考える際は、自分が応募したい仕事はどのような能力が必要なのか、確認して書くようにしましょう。求人情報を読み込むだけでなく、企業ホームページにも採用したい人物像などが書いてある場合があるため、ぜひチェックしてみてください。

運送業の志望動機で書くべき内容とは?

志望動機にはどのような内容を書けばいいのでしょうか。ここでは、大きく6つ紹介します。

 

運送業界以外から転職したいと思っている方も、強みを見つけて積極的にアピールすることができるため、ぜひ参考にしてみてください。

なぜ運送業を選んだのか

運送業界はコロナ禍の巣ごもり需要やネット通販の広がりもあり、運ぶ荷物の個数は年々増え続けています。また、食料品や日用品の配送など生活のあらゆる場面で活躍する業界でもあるため、不況のあおりを受けにくいのも特徴です。

 

この、業界としての強みを志望動機に入れることで、企業に入社意欲の高さを見せることができ、説得力が増すでしょう。

 

長時間労働や、体力的な負担が大きいなど、未だにマイナスなイメージも大きく残っていますが、企業によっては、待遇や働き方を見直しているところもあります。ホームページや求人情報から各企業の取り組みを見て、志望動機に取り入れるのもいいでしょう。

入社後どうしたいのか

「入社したい理由」だけでなく「入社後のビジョン」を書くことで、その人が今後どのように貢献してくれるかを、企業側も具体的にイメージすることができるでしょう。

 

例えば、「入社後に大型免許を取得して大型ドライバーになりたい」や「地場や中距離の仕事に慣れたら長距離の仕事に挑戦してみたい」、「運行管理者の資格を取って、配車などの業務にも関わりたい」など、内容はさまざまです。

 

会社によっては、資格支援制度でステップアップを応援してくれるところもあるため、そこを絡めて志望動機を作るのもいいでしょう。

なぜその会社を選んだのか

一口に運送会社と言っても、長年、地元密着で仕事を行っている企業もあれば、全国規模で輸送を行っている企業もあります。それぞれの企業に理念があるように、大切にしていることも違うと言えるでしょう。

 

また、運ぶものによって、企業が力を入れている部分も違います。食料品の配送に特化している企業では、運ぶ温度帯に気を付けていたり、大手の自動車部品を輸送している企業では、部品破損で工場を止めないよう丁寧な輸送を心がけていたり、特徴はさまざまです。

 

志望動機に会社を選んだ理由をしっかり盛り込めるということは、それだけ企業理解が深まっていることの証にもなります。企業にいい印象を与えるためにも、情報収集は時間をかけて行うようにしましょう。

どんな仕事ができるのか

トラックドライバーは運転だけが仕事ではありません。荷物の積み降ろしや伝票確認、端末での読み取り作業、客先での対応など多岐にわたります。

 

そのため、志望動機では自分の長所と絡めて強みを伝えてみましょう。

 

体力に自信があれば「重いものを運べること」、細かい作業が得意であれば「端末操作や伝票確認もミスなくできること」、人と関わるのが好きであれば「客先での対応も問題なくできる」など、ドライバーの仕事にも活かせる内容が見つかるでしょう。

持っている資格や活かせる経験について

大型免許や中型免許などの運転免許以外にも、トラックドライバーとして働く上で活かせる資格は多数あります。

 

積み下ろしにフォークリフトを使用する場合にはフォークリフト免許、クレーン付きのユニック車などを運転する場合は、玉掛資格や小型移動式クレーンも必要です。

 

営業職や接客業から転職する場合には、コミュニケーション能力の高さがアピールでき、建設業や現場経験がある場合には、体力面を強みとして打ち出せるでしょう。

 

「業界が違うから」と前職のことを書かないのではなく、共通点を見つけて自分の強みにすることが重要です。

コミュニケーション能力の高さについて

トラックドライバーは配送先で顧客対応を行う場合があります。家に来てくれる宅配ドライバーなどを思い浮かべると分かりやすいでしょう。

 

基本的な挨拶や受け答えなどは、トラックドライバーにも求められるスキルです。そのため、販売・接客・営業など人と関わる仕事をしてきた方は、そのコミュニケーション能力の高さを強みとしてアピールすることができます。

未経験者が運送業の志望動機で書くべきこと

未経験の業界への転職だからと言って、志望動機でアピールできるものがないわけではありません。他の業界と運送業界に共通する部分も多くあるため、しっかりと強みを見つけて、志望動機に盛り込んでみましょう。

前職の経験から活かせることをアピールする

前職が運送業界とまったく違う業界でも、アピールできる部分は多くあります。

 

例えば、営業職や接客業など人と関わる仕事に就いていた方であれば、顧客とのコミュニケーションに問題がないこと、社内での交流も円滑に進められることなどをアピールできます。

 

倉庫作業を行っている方であればフォークリフトの操作、建設業などの体を動かす仕事であれば、体力に自信があることをアピールできるでしょう。

 

未経験であっても、前職で活かせる経験をしっかり伝えていくことが重要です。

必要な資格があることをアピールする

トラックは運転する車両に応じてに必要な免許が異なります。大型免許や中型免許をはじめとした、そのトラックが運転できる免許を取得していることはもちろん、安全運転の記録などもドライバーとして働く上で重要なアピールポイントです。

 

自動車安全運転センターでは、運転実績の証明として、「無事故・無違反証明書」や「運転記録証明書」などを取得することができます。このような資料を使って、自分のスキルの高さを客観的に伝えましょう。

 

また、普通免許は取得した時期によって運転できる車両の大きさが変わってきます。未経験の方は、自分がどの車両に乗れる普通免許を持っているのか一度確認してみてもいいでしょう。

運送業の志望動機【経験者の例文】

私は現在、地場の大型トラックドライバーとして働いていますが、ドライバーとしてのスキルを上げたいと思ったため、貴社の長距離トラックドライバーを志望しました。

 

大型トラックドライバーとしては5年の経験があり、無事故・無違反で勤めています。安全管理を徹底した丁寧な輸送で全国の荷主様へ荷物を届けたいと考えています。

 

また、子どもの将来のことを考えて収入を増やして働きたいという思いもあり、貴社に入社して長く働き続けたいと考えております。

運送業の志望動機【未経験者の例文】

私は倉庫作業員として、トラックの入出庫に関わる機会がありました。トラックドライバーの方と関わるうちに、自分も商品がどのように届けられるか見てみたい、お客様と関わってみたいと思うようになり、貴社への応募を決意いたしました。

 

ドライバー未経験ではありますが、長年フォークリフトによる作業を行ってきたため、積み下ろし作業には自信があります。

 

また、8t限定の中型免許も所持しているため、入社後すぐから4tトラックを運転することができます。ゴールド免許のため、日々の運転と同じように安全に気を付けて仕事を進めていきたいです。

運送業の志望動機で気を付けたいNGポイント

志望動機の中には、企業目線であまり印象が良くないものや、不安に思わせてしまうものもあります。では、どのようなところに気を付ければいいのでしょうか。今回は、大きく4つの内容を確認していきましょう。

  • 転職理由がネガティブである
  • 前職の批判をしている
  • 待遇面のみの動機
  • 例文をそのまま引用・コピペする

転職理由がネガティブである

ネガティブな転職理由は、そのまま伝えてしまうと、相手にいい印象を与えられません。短所を長所に言い換えるように、ネガティブな理由もポジティブに言い換えてみましょう。

 

例えば、ドライバーの志望動機が「人に合わせて進めていくのではなく、一人で仕事を進めていきたい」の場合、「自分のペースで仕事ができるから、焦らず丁寧に進めていくことができる」と言い換えることができます。

前職の批判をしている

「上司のやり方についていけなかったから」「会社の体制に不満があったから」など、志望動機に批判を書くのはよくありません。

 

どのような仕事でも、上手くいかないことや不満はあるでしょう。しかし企業側は、自分の不満ではなく、転職することでその悩みをどう解決できるのかという回答を求めています。

 

「職場では年功序列で新しいことがあまり任されなかったが、御社は実力主義でやる気がある人に大きな仕事を任せてくれるため転職を決意した」など、「志望する会社の魅力」とともに伝えるといいでしょう。

待遇面のみの動機

給与や休日、福利厚生など待遇面ばかり志望動機で並べられた場合、企業側に不安を与えてしまいます。

 

例えば、給与のことばかり志望動機として伝えていると、「同じ給与ならどの企業でもいいのでは?」「仕事が辛かったらすぐに辞めてしまうのでは?」「稼げない時期があったら辞めてしまうのでは?」など、さまざまな疑問点が出てきます。

 

志望動機のメインは仕事内容や会社の魅力を伝えるようにして、待遇面は一部に留めておくのがいいでしょう。

例文をそのまま引用・コピペする

昨今ではインターネットで検索すれば、志望動機の例文がたくさん出てきます。中には自分の志望動機と似たような例文もあるでしょうが、それを引用・コピペして利用するのはあまりよくありません。

 

どこか1つでも自分の言葉で伝えれば、企業側にも入社への意欲が伝わるでしょう。

未経験でも例文を参考に運送業の志望動機を書いてみよう

ここまで、実際に例文を使いながら、運送業の志望動機を見てきましたが、未経験の方も強みとして打ち出せるポイントが多いと感じたのではないでしょうか。

 

実際に運送業へ転職する際は、自分の転職理由に合わせて、例文を参考にしながら志望動機を作成していきましょう。

 

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