【トラック】サイズ別による高速料金の違いとは?車種区分の見分け方を解説
- トラックドライバー
「高速料金の料金は自動車によって変わるのか?」
「トラックでも車種区分で高速料金が変わるけど、自分のトラックはどの車種になるのか?」
高速道路を利用する際に、自動車のサイズによって車種区分が変わり、高速料金が変わることをご存じでしょうか。
本記事では、高速料金がいくらになるのか探す方法から高速道路の車種区分、トラックの車種区分の見分け方などについて解説します。また併せて、トラックのサイズ別による高速料金の違いについても解説しています。
この記事を読むことで、高速の料金を探したり、自分の自動車がどの車種区分にあたるのか分かるようになります。トラックの場合はサイズによって高速料金が変わることも分かるでしょう。
高速道路の利用前に高速料金を知りたい方、高速道路の車種区分で自分の車がどの車種になるのか知りたい方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
高速料金をいくら払えばいいか探す方法
高速道路を走る前に高速料金を知りたい場合は、検索サイトで「高速料金 検索」と検索することで高速料金を探せるサイトがいくつか表示されるため、その中から選択して調べてみましょう。多くのサイトで、ルート検索も可能になります。
高速料金は利用する区間や場所によって料金が変わるため、事前に調べておくと良いでしょう。
高速料金を調べるのに必要な高速道路の車種区分とは?
高速料金を調べる際には、車種区分についても知っておく必要があります。高速料金は車種区分によっても異なるためです。
高速料金の車種区分は、軽自動車・普通車・中型車・大型車・特大車の5つに分かれています。それぞれどのようなルールで車種区分されているのか、見ていきましょう。
出典:高速道路の車種区分|ドラぷら(NEXCO東日本)
参照:https://www.driveplaza.com/search/division/
特大車
特大車はトラックの中でもとくに大きなサイズのもので、大型車にあてはまらないサイズのものは全て特大車となります。簡単に紹介しますと、以下のものが含まれます。
・4車軸以上で大型車にあてはまらない普通貨物自動車
・大型特殊自動車
・路線バス以外のバス(乗車定員30人以上または車両総重量8トン以上で車長9m以上)
・トレーラとの連結車両(けん引中型車と2車軸以上の被けん引自動車、車軸合計4車軸以上のけん引大型車と連結車両、特大車がけん引する連結車両)
大型車
大型車は特大車ほどは大きくないものの、中型車よりは大きなサイズの普通貨物自動車やバスを含みます。
・普通貨物自動車(車両総重量8トン以上又は最大積載量5トン以上で3軸以下かつ車両総重量25トン以下のものと、最遠軸距と車長により定められた車両総重量以下のもの)
・バス(乗車定員30人以上で車両総重量8トン以上の路線バス、乗車定員29人以下で車両総重量8トン以上かつ車長9m以下のバス)
・トレーラとの連結車両(けん引普通車と2車軸以上の被けん引自動車、けん引中型車と1車軸の被けん引自動車、2車軸のけん引大型車と1車軸の被けん引自動車)
中型車
中型車には、大型車や特大車にあてはまらない普通貨物自動車やマイクロバスなどが含まれます。
・普通貨物自動車(3車軸以下かつ車両総重量8トン未満で最大積載量5トン未満、2車軸で連結していないセミトレーラ用のトラクター)
・マイクロバス(乗車定員が11人以上29人以下で車両総重量8トン以下)
・トレーラとの連結車両(けん引軽自動車等と2車軸以上の被けん引自動車、けん引普通車と1車軸の被けん引自動車)
普通車
高速料金の車種区分での普通車は、軽自動車でない自動車や、小さめのけん引自動車等を含んでいます。二輪自動車は含みません。
・小型自動車
・普通乗用自動車
・トレーラとの連結車両(けん引軽自動車等と1車軸の被けん引自動車)
軽自動車等
軽自動車等に含まれる自動車は、普通車にあてはまらない自動車や二輪自動車になります。側車とは、サイドカーのことです。
・二輪自動車(側車付き二輪自動車も含む)
・軽自動車
トラックのサイズ別による高速料金の違いとは?
トラック(貨物自動車)が高速道路を利用するときの高速料金は、トラックのサイズによる車種区分や、どの区間を走行するのか場所によって変わります。
トラックの料金は、基本的にそのサイズによって決まります。しかし高速道路ではそれぞれの区間ごとに管理会社が変わるため、走行する区間によっても高速料金が異なるのです。
トラックの高速料金を調べる際は、自分のトラックがどの車種区分になるのか、どの区間を走行するのかで検索してみましょう。
トラックの車種区分の見分け方
トラックといってもその大きさはさまざまです。そのため自分のトラックがどの車種になるのか判断できない、ということもあるのではないでしょうか。
ここでは、トラックの車種区分はどこで見分ければいいのかを解説します。トラックの寸法や登録条件などを確認すれば、高速道路でどの車種区分になるのか分かるため、確認してみましょう。
トラックの寸法を確認する
トラックの車種区分を見分けるには、まずはトラックが何トントラックなのかや車両総重量、最大積載量などの寸法を確認してみてください。
たとえば2トントラックの場合は、車両総重量5トン未満かつ最大積載量2~3トン未満のトラックを指しています。トラックの荷台にはさまざまなタイプがありますが、車両総重量と最大積載量の条件を満たしていれば、それは2トントラックということになるのです。
登録条件を確認する
たとえば2トントラックの場合、トラックのナンバープレートは4ナンバーになっているでしょう。4ナンバーは小型貨物車および、軽貨物車であることを表しています。
4ナンバーの登録条件は、全長と全幅、全高と排気量などで決まります。具体的には、全長4.7mで全幅1.7m、全高2m以内でガソリン車ならば排気量2,000cc以下というのが条件です。
1ナンバーのトラックの場合は、中型車または大型車、特大車になります。
深夜に運転すると高速料金は安くなるの?
高速道路を利用する場合、深夜に利用した方が高速料金が安くなることがあります。これは、「ETC深夜割引」による割引が受けられるためです。
ETC深夜割引では、毎日午前0時~午前4時までの利用に対して、高速料金が30%割引されます。割引の対象はすべての車種となっているため、車種区分を気にせず利用できます。入り口のインターチェンジをETC無線通信で走行して深夜割引を利用しましょう。
ただ、割引の対象となるのはNEXCO3社が管理する高速道路等に限られます。
トラックの高速料金について知っておこう
高速道路を利用する際、発生する高速料金は車種区分や区間などによって異なります。そのため、何も気にせずに高速道路を利用してしまうと、予想していたよりも多くの高速料金がかかってしまうこともあるでしょう。
トラックの高速料金を知っておけば、どの区間を通った方がいいのかやどの時間帯に利用した方がいいのか分かるようになります。トラックでもっとおトクに高速道路を利用するために、高速料金について知っておきましょう。
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