【体験談】ピッキングとは?本当にきついのか?向いている人の特徴も紹介!
- 軽作業
ピッキング作業は、商品を倉庫内で集める仕事のことをいいます。
集める商品や作業方法は、会社によって大きく異なります。
本記事ではピッキングとは何か、本当にきついのか、
向いている人の特徴について詳しく解説します。
ピッキングとは?
求人をみていると「ピッキング」の仕事を目にすることがありますが、
具体的にどのような仕事なのか疑問に感じたことはありませんでしょうか。
ピッキングは、倉庫・工場に保管されている商品を、
伝票等に基づいて集めるのが主な仕事です。
ピッキングで扱う商品は、食品、家電製品、日用品など、ジャンルは多岐に渡ります。
集められた商品は梱包後、顧客へと送り出されます。
簡単そうに思われがちな仕事ですが、商品によって大きさや重さが異なるため、
一概に楽な仕事と思うのは間違いです。
基本的にピッキング作業は人の手で行なわれますが人の手で扱うことができない商品については
フォークリフトが用いられる場合もあります。
ピッキング作業の種類は3つ!
ピッキングには、以下の3つの種類に分類されます。
種類①シングルピッキング(摘み取り方式)
シングルピッキングは、商品を受注ごとに商品を1つにまとめ、
荷造り担当へ円滑に引き継ぐ方式です。
通販で注文を受けた商品を配送する際に採用されている方式となっています。
種類②トータルピッキング(種まき方式)
トータルピッキングは、商品の種類ごとにピッキングするやり方で、
同種類の商品は1つにまとめられ、配送先別に仕分けする方式です。
出荷数が多い場合に用いられる方式で、
企業向けに発送するときに採用されるピッキング方法といえます。
種類③マルチオーダーピッキング
マルチオーダーピッキングは、ピッキングと仕分けを同時に行なう方式です。
ピッキングと仕分けを同時に行なうことで、効率よく作業を進めることができ、
仕分けのスペースを作る必要もありません。
【体験談】ピッキング作業はきつい?
ピッキングの仕事を体験した筆者は、きつい仕事と感じました。
筆者は倉庫内でピッキングの仕事をしていましたが、
働いている時間帯が夜から翌朝にかけてでした。
仕事内容はトータルピッキングで、トラックで同種類の商品が運ばれてくるため、
その商品を各ホームセンター別に仕分けするのです。
日用品のピッキングを行なっており、大きくても軽い商品であれば仕分けしやすかったですが、
組み立て式のテーブルやイスのように重たい商品を仕分けるのは、
体力的にかなりきつかったです。
商品を傷つけることことはできませんし
商品が入っている箱をへこませたりすることもできませんので、精神的にもしんどい仕事でした。
深夜の作業といえども夏場の仕事だったため、冷房のない倉庫内の仕事は体力勝負です。
また単純作業であるため、肉体労働でありながらも
睡魔に襲われるタイミングがありました。
筆者はアルバイトで仕事をしていたため、ひたすら手作業で商品の仕分けをしていましたが、
社員はフォークリフトに乗りながらパレットに載せられている荷物を仕分けしていたため
「楽そうでいいな」と思っていたことを今でも覚えています。
深夜でしたので、日中の仕事よりは給料が高かったため、
ピッキング作業の仕事にた携わりましたが、仕事がきついことを考えると、
もう少し給料が高くてもいいかなと感じました。
ピッキング作業が向いている人・向いていない人の特徴
ピッキング作業が向いている人・向いていない人の特徴には、
以下のようなものが挙げられます。
ピッキング作業が向いている人の特徴
まずピッキング作業が向いている人の特徴についてみていきましょう。
特徴①1人で仕事をしたい方
ピッキングは基本的に1人で作業を行ないます。
作業に集中してミスがないように仕事しなければなりませんので、
1人で仕事に集中したい方におすすめです。
特徴②責任感が強い方
ピッキングの仕事にミスは許されません。
ミスがないかを常に確認しながら責任感をもって仕事できる方に向いています。
特徴③コツコツした仕事が好きな方
ピッキングは単純作業であるため、
コツコツと作業がすすめら進められる方に向いているでしょう。
1人で黙々と仕事したい方は、ピッキングの仕事を検討してみてください。
ピッキング作業が向いていない人の特徴
次に、ピッキング作業は向いていない人の特徴をみていきましょう。
特徴①整理が苦手な方
ピッキングは多くの商品を集めて、指定場所に集めなければなりません。
整理が苦手な人は、商品の配置を覚えて、効率よく作業が進めにくいですので、
ピッキングの仕事に向いていないといえます。
特徴②単純作業が苦手な方
ピッキング作業は、伝票等を基に商品を集めることが仕事ですので、作業はかなり単純です。
同じ作業を繰り返すことになることから、単純作業が苦手な方には向いていません。
特徴③雑な方
ピッキングは、発送先を誤ってしまうなどのミスは致命的になります。
また商品の扱いが雑だと商品を傷つける可能性もあり、
雑な方はピッキングの仕事に向いていません。
ピッキング作業はアルバイトが多い?正社員もある?
厚生労働省・職業情報提供サイトjobtag「ピッキング作業員」によると、
ピッキング作業員の就業形態は以下のようになっています。
雇用形態 | 割合 |
正規職員・従業員 | 12.7% |
パートタイマー | 60.0% |
派遣社員 | 20.0% |
契約社員・期間従業員 | 7.3% |
自営・フリーランス | 1.8% |
経営層(役員等) | 0.0% |
アルバイト(学生以外) | 16.4% |
アルバイト(学生) | 9.1% |
ピッキング作業は、非正規雇用の割合が多いです。
会社によっては、人手不足を解消するために、
ピッキング作業が未経験であっても非正規雇用ではなく、
正規雇用として採用するところも増えています。
ピッキング作業は、倉庫管理者が指示・管理をしています。
その内容に関しては、株式会社ジャパン・リリーフの「倉庫管理者(倉庫管理主任者)はどんな人に向いている?講習の概要も解説」にも
記載していますので、合わせて参考になさってください。
実際にピッキング作業をやったことがある人の口コミ3つ
最後に、実際にピッキング作業をやったことがある人の口コミについてご紹介します。
~体験談①~Uさん・10代女性・勤務歴1年
流れてくる箱に商品を詰めるだけで、仕事内容はすごく簡単でした。
1人でも黙々と仕事することができ、楽しい仕事と感じています。
~体験談②~Iさん・20代男性・勤務歴2年
普段体を動かすことがないため、この仕事が運動代わりになっています。
動くことが好きな自分にとって、すごく向いている仕事と感じますし、
仕事をしながら運動できることから一石二鳥と思います。
~体験談③~Kさん・20代男性・勤務歴1年
店舗ごとには配送する仕事が決まっているため、ミスをすると大変なことになります。
ミスがないようにしなければならないため、精神的な疲労がかなり大きいです。
商品の数が多いと、時間に追い回されている感がしんどくなりました。
まとめ
ピッキングとは何か、本当にきついのか、向いている人の特徴について、
ご理解深まりましたでしょうか。
ピッキング作業は、アルバイトの雇用もありますので、就業できる機会は多いです。
ピッキング作業の仕事は人手不足ですので、ピッキング作業未経験者でも、
正規雇用する会社もあります。
本記事を参考に、ピッキング作業について知っていただき、
就職・転職の際に役立てていただければ幸いです。