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倉庫管理者とは?倉庫管理者になるための倉庫管理主任者講習についても紹介!

  • 物流

倉庫には顧客の大切な荷物を預かっているところですが、

 

倉庫全体の行なっている仕事として「倉庫管理者」があります。

 

倉庫管理者になるには、一定の条件を満たしていること、

 

講習を受けていなければなりません。

 

本記事では、倉庫管理者になるための条件や、

 

倉庫管理主任者について、詳しく解説します。

 

 

 

倉庫管理者とは?

 

倉庫管理者は、倉庫業務全体の管理を行ないます。

 

倉庫管理者は、火災や労災の未然に防ぎ、

 

倉庫スタッフの研修の実施などを行なうのです。

 

倉庫管理については、株式会社ジャパン・リリーフの

 

「倉庫管理とは?倉庫管理の現状と課題についても紹介!最新機器や設備も!」の記事も

 

役に立ちますので、合わせて参考になさってください。

 

 

 

倉庫管理者の仕事内容

 

倉庫管理者の仕事内容には、以下のようなものがあります。

 

倉庫の施設の管理  火災・事故などが起きないようメンテナンスを行なう 
倉庫管理業務の適正な運営  物品保管状況・荷役業務を管理 
労働災害の防止  作業員の労働災害を防ぐ 
現場従業員の研修  研修を企画し、安全に業務が進むよう努める 

 

このように、倉庫管理に関わる業務全般を行なっているのです。

 

 

 

倉庫管理者になるためには倉庫管理主任者講習が必須!

 

倉庫管理者になるためには、倉庫管理主任者の講習を受ける必要があります。

 

ここでは、倉庫管理者になるために必要な資格や条件についてみていきましょう。

 

 

倉庫管理者になるために必要な資格

倉庫管理者になるには特別な資格は必要ありませんが、

 

以下のいずれかを満たしている必要があります。

 

・倉庫管理業務に従事して、指導・監督としての実務経験が2年以上ある

・倉庫管理業務に従事して、3年以上の実務経験がある

・国土交通大臣が指定する倉庫管理講習を修了している(受験資格や実務経験は不問)

・上記と同等以上の知識や能力があると国土交通大臣から認められている

 

倉庫管理講習は、全国でほぼ毎月実施されています。

 

講習は受講資格もありませんし、試験等もなく、

 

受講を修了すれば倉庫管理者になることができますので、

 

一般社団法人 日本倉庫協会のページで詳細を確認してください。

 

 

倉庫管理者になるための条件

倉庫管理者になるためには、以下の条件を満たしている必要があります。

 

一定以上の実務経験がある

倉庫管理者は、以下のいずれかの条件を満たしていなければなりません。

 

・倉庫の管理業務において2年以上、指導・監督的実務経験がある

・倉庫の管理の業務において3年以上の実務経験がある(倉庫業法施行規則第9条)

 

これらが一定以上の実務経験に該当します。

 

倉庫管理主任者講習を修了している

実務経験がない場合であっても、倉庫管理主任者講習を修了していれば、

 

倉庫管理者の条件を満たします。

 

倉庫管理主任者講習とは、国土交通大臣が定める倉庫の管理に関する講習で、

 

とくに試験は実施されませんので、

 

講習を受けて修了することで倉庫管理者になることが可能です。

 

 

 

倉庫管理主任者講習にかかる費用や講習内容

 

倉庫管理主任者講習を受けるためには、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。

 

講習内容と合わせて確認していきましょう。

 

 

費用

倉庫管理主任者講習を受講する際の費用は、講習を受ける会場によって異なりますが、

 

一般的に12,000円前後となります。

 

日本倉庫協会の会員の場合は、受講料の割引が適用され、6,000円前後で受講可能です。

 

 

講習内容

倉庫管理主任者の講習内容は、以下のようになっています。

 

・倉庫業法の概要

・倉庫業における労働災害防止への取り組み

・倉庫における火災防止への取り組み

・倉庫管理を適切に実施する方法

・内部監査の体制整備

 

講習時間は5時間で、1日もあれば倉庫管理主任者の修了証書を受け取ることが可能です。

 

 

 

倉庫管理者になるメリット・デメリット

 

倉庫管理者になると、どのようなメリット・デメリットがあるのかみていきましょう。

 

 

倉庫管理者になるメリット

まずは、メリットについてみていきます。

 

資格手当がもらえる場合がある

倉庫管理者は、管理する立場であることから、

 

基本給とは別に資格手当を付与してもらえる場合があります。

 

具体的な金額は、業者により様々です。

 

就職・転職で有利になる

倉庫管理者は修了証書をもっていることは、

 

就職・転職の際に、履歴書にその旨を記載しましょう。

 

倉庫業に就く場合は、有利になることが多いです。

 

未経験でも倉庫管理者を目指すことができる

前述のように、倉庫管理者は実務経験がなくても、

 

倉庫管理主任者の講習を受けると、修了証書が授与されます。

 

授与後は、未経験からでもキャリアアップを図ることが可能です。

 

 

倉庫管理者になるデメリット

続いて、デメリットについてみていきましょう。

 

労働時間が長くなる可能性がある

職場で倉庫管理者が自分1人しかいない場合は、

 

現場にいなければならない時間が長くなる可能性があります。

 

労働基準法で定められた労働時間を遵守している会社や、

 

倉庫管理者が2人以上在籍している会社であれば、

 

労働時間が長くなる可能性は低いです。

 

責任の所在は倉庫管理者

倉庫内で問題が発生した場合、管理業務を行なっている倉庫管理者が、

 

どのように現場を管理していたのかを説明しなければなりません。

 

日頃より、問題が発生しないように、きめ細やかに現場を管理する必要があります。

 

 

 

倉庫管理者に向いている人の特徴

 

以下のような人は、倉庫管理者に向いているといえます。

 

 

コミュニケーションをとるのが得意な人

倉庫の現場では、他の従業員が複数働いています。

 

従業員と密にコミュニケーションを図り、連携をとることで、

 

問題が発生しても即時対応することができます。

 

日頃から従業員とコミュニケーションをとり、人間関係を構築しておくのも重要です。

 

 

臨機応変に動ける人

倉庫の現場では、様々なトラブルが起きる可能性があります。

 

トラブルが発生した際は、従業員と協力しながら、臨機応変に動く能力が求められます。

 

 

体力に自信がある

倉庫管理者は、ときに荷物を運んだり、倉庫内を動き回らなければなりません。

 

また夜勤や早朝出勤がある現場では、体調管理を万全にしておく必要があります。

 

このように、倉庫管理者は体力が必要な仕事ですので

 

 

 

倉庫管理を効率的に実施する方法3つ

 

倉庫管理を効率的に実施するためには、以下のような方法があります。

 

 

整理整頓を徹底する

倉庫内のどこに、どのような荷物があるのかをはあくする把握するためには、

 

整理整頓を徹底しておく必要があります。

 

煩雑に荷物を置いていると、荷物紛失などのトラブルが起きますので、

 

倉庫内はきちんと整理整頓しましょう。

 

 

倉庫内のレイアウトを最適化する

上記の整理整頓にもつながりますが、荷物によっては、倉庫内に短期間保管されるもの、

 

または長期間保管されるものがあります。

 

短期間保管のものは出し入れしやすい場所に保管しておくなど、

 

レイアウトを最適化することで効率的に業務を進めることが可能です。

 

 

マニュアル化の取り組み

荷物の取り扱いなど、従業員に対して業務をマニュアル化することは非常に大切です。

 

マニュアルがあることで、従業員の動きを把握することができ、

 

トラブルが発生しにくくなるでしょう。

 

 

 

まとめ

倉庫管理者になるための条件や、倉庫管理主任者について、

 

ご理解深まりましたでしょうか。

 

倉庫管理者は、倉庫の現場を管理する立場で、

 

様々なところに目配りをしなければなりません。

 

責任はおおきく大きくなりますが、

 

その分、やりがいを感じる仕事であることは間違いないでしょう。

 

倉庫管理者になる方法についても記載しておきましたので、

 

ぜひ参考になさってください。

 

本記事を参考に、あなたも倉庫管理者に目指してみてはいかがでしょうか。